サルコジ仏大統領がレバノン訪問へ、イスラエルのガザ攻撃とハマースを非難
2009年01月05日付 Al-Nahar 紙

■ 中東歴訪を前に、本紙を含む3紙に談話
■ サルコジ大統領、イスラエルのガザ攻撃を非難
■ ハマースには大きな責任があると主張

2009年01月05日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

 フランスのニコラ・サルコジ大統領は、ガザへのイスラエル軍の地上攻撃について、「和平の機会を遠ざけるものである」として非難するフランスとEU諸国の立場を確認するとともに、ハマースがイスラエルにロケット弾を再び発射していることについて「同様の厳しさをもって」非難し、ハマースには「ガザのパレスチナ人の苦痛に関して大きな責任がある」と述べた。

 サルコジ大統領は中東歴訪を前に、「アル=ナハール」「アル=サフィール」「オリヤン・ル・ジュール」のレバノン3紙によるインタビューで、「停戦と和平プロセス再開の機会を確保する方法を可及的速やかに見出さなければならない。そのために私は今日、解決策を見出す手助けをするためにここにいる」と述べた。

 明日のレバノン訪問についてサルコジ氏は、「対話と和解、そして自由で民主的な主権国家レバノンの建設に向けて努力と前進を続けなさい。あなた方は共に偉業を達成するでしょう」というのがレバノン国民に対する自分のメッセージだと語った。

 また、レバノンを訪問することによってあらためて「フランスの深い友情の証しとする。(…)ドーハ合意以降に達成された進展について、レバノンのミシェル・スレイマーン大統領とレバノン政府高官全員を祝福したい」と述べた。

 また、憲法に定められた期間中にレバノン議会選挙が実施されるようフランスは望んでいると述べ、「いかなる形の暴力行為もなく、透明で民主的な選挙」の必要性を強調した。

 またサルコジ氏は、レバノン・シリア関係の進展に「喜び」を表明し、「スレイマーン大統領とバッシャール・アル=アサド大統領が首脳会談で取り決めたその他の約束の実現をフォローアップするために、等しく強固な決意を」将来にわたって固めてゆくことを確認した。

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( 翻訳者:松原翔 )
( 記事ID:15589 )