ねずみ講会社の関係者80人が逮捕

【ISNA】イラン治安維持軍公共治安警察社会部長は、ネズミ講会社ゴールドクエストの関係者や末端組織の幹部ら約80人を逮捕したことを発表した。

　報道によると、マジード・ファギーフ大佐は昨日朝、記者会見で今回の逮捕へと至った経緯について説明し、以下のように述べた。「テヘラン北西部でゴールドクエスト社の関係者多数が活動しているとの市民からの通報を受け、治安維持軍公共治安警察がひそかに捜査を行った。その結果、このネズミ講会社の末端組織の幹部やリーダー全員と、14カ所の事務所の所在を特定した」。

　同大佐はその上で、「これらの場所を特定した後、ただちに第24区検察庁の司法当局者と連携して、この会社の関係者80人を逮捕、事務所を閉鎖した。なお、逮捕されたのは全員男である」と付け加えた。

　ファギーフ大佐はまた、「この逮捕作戦は月曜日午前8時に始まり、いまだ継続中である。そのため、これらの人たち〔＝ネズミ講に参加していた人たち〕が末端組織の幹部らに支払った金額はまだ分かっていない」と述べた。

　同大佐は、「ゴールドクエスト社の末端組織の幹部やリーダーたちは極めて頭脳的で、情報が外に漏れないようプロフェッショナルな活動をしているため、彼らを容易に特定・逮捕することはできない。しかし末端の会員たちは教育レベルが低く、大部分が素人で、地方出身者である」と付け加えた。

　大佐は最後に、「経済秩序紊乱者罰則法に基づき、ネズミ講会社、及びそこで活動する関係者らには厳正な対応が行われるであろう」と付け加えた。

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（翻訳者:尾曲李香）
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