イランの核開発、最終段階に:イランの核開発の成功に対する世界の反響
2009年04月11日付 Jam-e Jam 紙


【政治部】イラン大統領が「核技術国民記念日」に当たる木曜日〔4月9日〕に公式発表したイラン・イスラーム共和国の最近の核の成果は、瞬く間に世界各国の政府やマスコミから広範な反応を引き起こした。

 今回イランが成し遂げたのは、原子炉に注入するための核燃料を生産・準備する一連の技術を獲得したこと、そして従来型の何倍もの能力を持つ2種類の新型遠心分離器の試験運転を行ったことである。

 文官・武官双方の高官らが出席し、国内外の報道陣が取材を行うなか行われた〔2006年の低濃縮ウランの製造開始を記念した〕核技術国民記念日の式典で、大統領は今回の成果は100%国産であると強調したうえで、「いまや我々は、〔ウランの転換・濃縮から成形加工にいたる〕一連の核管理技術を完全な形で、かつ国産技術として保有している」と述べた。
 
 レザー・アーガーザーデ原子力庁長官もこの式典で、国内でのウランの探査・採掘が著しく進んでいることを明らかにし、またナタンズの〔濃縮〕施設で高機能新型遠心分離器の試験が行われていることに触れ、「この施設にはすでに約7000基の遠心分離器が設置されており、年間2500メガワットの原子力発電に相当する量〔の濃縮ウラン〕を供給するだろう」と述べた。

 今回の核の成果の発表は、世界のメディアで広範な反響を呼び起こし、イラン・イスラーム共和国が卓越した地位を獲得したことを認めさせることになった。

〔後略〕

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
関連記事(ガシュガーヴィー外務報道官、週の定例記者会見で対米関係について語る)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:小野彩 )
( 記事ID:16214 )