アラヴァン・レザーイー、全仏オープンで16強入り:アフマディーネジャードも選挙に利用
2009年05月31日付 E'temad-e Melli 紙


イラン人テニス・プレーヤー〔国籍はフランス。ただしイラン政府はすべての「イラン人」に無条件に国籍を与えるので、イラン政府的には彼女はイラン国籍になる〕のアラヴァン・レザーイーは金曜日午後、フランスのローランギャロスで行われた試合でポルトガル人選手に勝ち、16強入りを果たした。

 レザーイーはこの試合で2セットを連取して勝利を収め、女子テニス世界ランキング1位のディナラ・サフィナ(ロシア)との対戦に駒を進めた。この試合は昨晩開始され、アラヴァン・レザーイーが勝利を収めると、彼女はベスト8入りするはずだった〔が、残念ながら敗退した〕。

 興味深いのは、フランス・ローランギャロスでの彼女の勝利が、ちょうどマフムード・アフマディーネジャードの選挙宣伝用ドキュメンタリーで彼女の発言が使われているのと、時期的に重なっていることだ。

 金曜日夜にイラン国営放送第1チャンネルで放映されたドキュメンタリーで、アラヴァン・レザーイーはアフマディーネジャード大統領が海外在住の著名人たちと面会しているシーンに登場、大統領にラケットをプレゼントし、大統領への賛辞を口にしている姿が映し出されている。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:16588 )