昨日午後マシュハドでまたしても航空機事故:今度はイリューシン機
2009年07月25日付 Jam-e Jam 紙


テヘラン・マシュハド間を行き来するアーリア航空のイリューシン型旅客機一機が、昨日マシュハドのハーシェミーネジャード空港に着陸する際、滑走路から外れ、事故を起こした。

 この事故を受け、マシュハド空港の総責任者はメフル通信とのインタビューで、「この航空機はマシュハドのハーシェミーネジャード空港に着陸する際、空港の滑走路から外れ、航空機の先頭部分を激しく損傷する事故を起こした」と述べた。エスマーイーリー氏は、事故の詳細について述べることは避けた。

 イランで過去10日間のうちに起きた航空機事故としては、これで2件目となる。

死傷者数、いまだはっきりせず

 州の開発担当副知事で災害対策本部代理のホセインプール氏はイラン国営放送21時のニュースで、「この事故は昨日18時5分に発生した。152人の乗客を乗せた飛行機は滑走路から外れ、空港の壁に激突したあと停止した」と語り、さらに「残念なことに、この事故で16人の乗客が命を落とした」と付け加えた。

 同氏は、「国の航空庁から専門家チームがマシュハドに派遣され、この事故の原因調査が行われる予定である」と述べた。

 イラン国営通信(IRNA)もまた、この事故を受け、救援部隊が現場に到着し、負傷者の事故現場からの救出と治療施設への搬送が行われたと報じている。

 ある情報筋がジャーメ・ジャム紙に語ったところによると、この事故で67人が死傷し、そのうち16人が死亡、残りの負傷者は治療施設に搬送されるか、応急措置を受けるかしたと述べた。この人物は、死者数は増える可能性があるとした。

 他方、ホラサーン・ラザヴィー州政治・社会問題担当副知事はIRNAに、「この事故に関する初期調査の結果、(この記事が書かれた時点で)17人が命を落としたことが明らかとなった。また、一部の負傷者は事故後すぐに空港のモスクに搬送され、応急措置を受けた」と語った。

 10日前にもロシア製のツポレフ機がガズヴィーンで墜落し、乗員乗客168人が亡くなる事故が起きていた。

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( 翻訳者:阿部初音 )
( 記事ID:17083 )