女性らを狙う占い師の男、逮捕される
2009年09月15日付 Jam-e Jam 紙

【事件部】サフラン水で幸運の処方箋を体に書けば効果が上がると称して、女性らを悪魔のワナにかけていた占い師の男が、〔テヘラン南東の〕ヴァラーミーン県ガルチャクで逮捕された。

 本紙の報告によると、先週ある女性からヴァラーミーン県ガルチャク110番警察緊急センターに、占い師の男が無理矢理自宅に入り込み、自分に乱暴を加えようとしているとの通報があった。

 通報を受けた警察は司法と連携して、ガルチャクの某地区にある彼女の自宅に急行、女性宅から逃亡する前に占い師の男を発見・逮捕した。

 訴えを起こした女性と占い師の男はヴァラーミーン刑事警察に移送され、そこで取り調べを受けた。

 訴えを起こした女性は、警察に事情を次のように話した。
家庭上の問題を抱えていたことから、近所の女性の薦めもあって、占い師の男を訪ねました。男は私と数回面会した後、私の人生には呪文がかけられている、私の家には霊やジンが徘徊していて、求婚者が来ないようにしているなどと主張して、法外な代金と引き替えに幸運の処方箋を私に渡しました。

占い師の男は最後の面会の時、霊やジンを自宅から遠ざけるための最後の処方箋を自宅に届け、祈りを捧げた後、自宅の四隅にそれを貼らねばならないと言ってきました。

男の話に欺されていた私はその申し出を受け容れ、占い師の男を自宅内に招き入れました。男は幸運の処方箋を書き、家の四隅に貼った後、今度は処方箋の効果を上げるためにそれをサフラン水で私の体に書き込む必要があるなどと言ってきました。

私は恐ろしくなって、大声を上げて家から出て行くよう要求しました。しかし占い師の男は私に襲いかかり、私に乱暴しようとしました。私は自宅の部屋の中に逃げ込み、そこから警察にタイミングよく通報しました。男はこうして、自らの汚れた計画を実行に移すことに失敗しました。

占い師の男、女性らを欺したことを告白

 女性の訴えを受け、占い師の男の取り調べが始まった。男は、「私は無職でした。開運・商売繁盛によって家庭の問題を解決すると称して、偽りの幸運の処方箋を世間知らずな人々に提供し、お金を取っていました。女性のもとを訪ねた時は、祈祷の効果を上げるためには、サフラン水でお祈りの言葉を女性たちの体に書かなければならないと称して、不道徳にも女性たちに言い寄り、自らの汚れた欲望を満足させました。しかしついに訴えを起こした女性によって、その試みは失敗に終わってしまいました」と供述した。

 この報告によると、容疑者の男は司法命令によって身柄を拘束され、現在も全容解明へ向けた取り調べが続いているとのことだ。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:17451 )