テヘランのバーザールで今年3度目の火災が発生:100店舗が焼失
2009年10月07日付 Hayat-e Now 紙

【事件部:テイベ・バラーティー記者】テヘランのバーザールは、今年に入って3度目の火災に見舞われた。

 バーザールの住民や商店主に甚大な損害を与えたこの忌まわしい事件は、月曜日の夜19時にハージ・ハサンさん宅で起きた。

 今回の火災はテヘランのバーザールで起きた火災の中でも最大のものであり、10カ所の消防署からの消防士を動員して150分後にようやく消火された。

 目撃者の話によれば、火災で少なくとも延べ500平方メートル分の公共空間と100軒のバーザール商店がさまざまな物的被害を受けたとされるが、推定被害額について、専門家らはいまだこれといった数字を出すことができていない。

 何年も前から専門家らは繰り返し、テヘランのバーザールは安全性の観点からいつ何が起きてもおかしくない状態にあり、安全性への一層の考慮が優先的なされるべきだと訴えていた。

 細く狭いバーザールの通路、各商店での消化器の不設置、脆弱な建物や商店、緊急避難路の不備などのために、消防士らは消火活動で大きな困難に直面し、消火が長引びく原因となった。

 他方、テヘランのバーザールは古くから残る文化遺産としても市内でも有数の場所であるにもかかわらず、市の行政はここ数年間、こうした文化遺産の整備・保護のために何の対策も採らず、放置し続けてきた。

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( 翻訳者:小野彩 )
( 記事ID:17638 )