爆弾10発、爆破装置付きジャケット10着がコルデスターン州で発見
2009年10月12日付 Jam-e Jam 紙

【政治部】コルデスターン州司法長官は、爆破準備がなされた爆弾10発と爆破装置付きジャケット10着を発見し、また同州の要人らの暗殺を企てていたとの供述をアル・カーイダ系テロリストらから得たことを発表した。

 ファールス通信の報道によると、アリー・アクバル・ゴルースィー長官は、最近コルデスターン州で狂信的なテロ事件を起こしたテロ組織が摘発され、壊滅したことに触れ、「先のテロ行為に手を染めた組織は、信条的にはワッハーブ派に属し、爆弾テロを自らの路線としている」と指摘した。

 同長官はさらに、「コルデスターン州で起きたテロ事件はいずれも、この組織によって起こされたものであり、逮捕されたメンバーらもテロへの関与を認めている」と述べた。

 同長官は、「逮捕されたこの組織のメンバーらはテロを認めている。もちろん、彼らに対する十分かつ確固たる証拠もある」とし、その上で「この組織に属するテロ分子は、〔9月中旬に連続して発生したテロ以外にも、〕影響力のある社会的地位を有した人物・要人数名に対する別のテロも企てていた。必要な対策を講じ、組織を壊滅させたことで、テロは事前に発覚し、未然に防がれた」と語った。

 ゴルースィー長官は、「このテロ組織は、アメリカの利益に奉仕し、地域のシーア・スンナ両派の住民の間に対立、そして最終的には衝突を引き起こすことを目的として、テロを企て実行した」とも述べた。

 長官はまた、この組織のメンバーはイラン人であったことを明らかにし、その上で「このテロ組織は、社会的地位、影響力、体制への関与などを基準として、テロの標的を定めていた」と指摘した。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:17664 )