CIA長官の主張に対するロシアの反応
2010年06月29日付 Jam-e Jam 紙

ロシア大統領は、イランが2年後には核兵器を保有できるだけの核能力があるというCIA長官の根拠のない主張に、懸念を示した。

 AFPの報道としてファールス通信が伝えたところによると、ドミトリー・メドベージェフ大統領は根拠のないこの主張に対し、「この情報は精査する必要があるが、国際社会はイランの核計画の透明性を認めていない以上、こうした情報はつねに懸念材料であることに違いはない」との反応を示したという。

 ロシア大統領はさらに、「もしこのことが証明されたならば、状況はさらに緊張の度合いを増すだろう」と続け、「核兵器を製造することを目的とした高濃度のウランがイランに存在しているとの米諜報機関の情報に関しては、改めて精査する必要があると言わねばならない」と語った。

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( 翻訳者:渡部智士 )
( 記事ID:19613 )