ブラジルがパレスチナ国家を認めたことを、イスラエルとアメリカが批判
2010年12月05日付 al-Hayat紙

■イスラエル、ブラジルが1967年国境に基づくパレスチナ国家を承認したことを批判

2010年12月05日付『アル=ハヤート紙』(イギリス)HPアラブ国際面

【ワシントン:AFP通信】

 イスラエルは、ブラジルが1967年停戦ラインに基づくパレスチナ国家を承認する決議を出したことを強く非難し、「遺憾な決定だ」とした。

 外務省のスポークスマンは声明で、「イスラエルは、ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダシルヴァ大統領が、選出された次期大統領のジルマ・ルセフ氏に政権を移譲する1カ月前に採択した決議に対し、遺憾と失望の意を表明する」と発表した。また同決議は、「交渉を通して西岸とガザ地区の将来に関する問題について議論すると定めた、イスラエルと同政権との間で調印済みの暫定合意に反するものである」とも述べた。

 同様に、アメリカの議員らもこの決議を批判しており、新しく選出された下院の外交委員会委員長イリーナ・ロス・レーチネン議員(共和党)は、ダシルヴァ大統領が発表した今回のブラジルの決議は「遺憾な決定であり、中東における和平と安全を脅かす結果にしかならないだろう」と発言した。また民主党のエリオット・エンゲル下院議員は、ブラジルの決議について、「ルラ政権下で大いに逸脱したブラジルの外交政策に更なる逸脱が加わった」と述べた。また、ブラジルは「世界で頼りにされるオピニオン・リーダーを決め込みたかったのであろうが、この決議において間違いを犯した」と述べた。

 ブラジル大統領は、パレスチナのマフムード・アッバース大統領に、ブラジル外務省が金曜に発行した外交書簡において、ブラジルは1967年の停戦ラインに基づいたパレスチナ国家を承認する旨を伝えた。インターネットの外務省のウェブサイトで発表された書簡によると、この承認は、アッバース大統領が求めたブラジル大統領への個人的要求に対する応答である、とのことである。

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(翻訳者:松屋直子)
(記事ID:20860)