テヘラン=ダマスカス間で発生したハイジャック事件の犯人の目的地はテルアビブだった!
2010年12月01日付 Jam-e Jam 紙

革命防衛隊政治局の局長は、「2日前に発生した〔イラン人核科学者2名を標的にした〕テロは、〔イランと5+1グループとの間で行われる〕核をめぐる次期協議とも関係する事件である。また、イランの航空機に対するハイジャック〔未遂〕事件では、同機を占領地〔=イスラエル〕に運び、そうすることでサアド・ハリーリー〔・レバノン首相〕のイラン訪問を目立たなくさせようとする狙いが〔犯人側には〕あった」と述べた。

 ヤドッラー・ジャヴァーニー司令官はさらに、こう加えている。

 「こうした事件が発生したタイミングの理由について、考えてみるべきだ。この事件は、レバノン首相のイラン訪問を受けて発生したものだ。この訪問は、イラン・レバノン関係を強化させ、先日のアフマディーネジャード氏のレバノン訪問で得られた合意を詰める目的で、同氏の招きにより実現したものである。アフマディーネジャード氏のレバノン訪問では、きわめて貴重な成果が成し遂げられ、そのことはシオニストやレバノンに《投資》をしてきた国々にとって、屈辱的なことだった。こうしたことがハイジャック事件発生の原因だったのだ。というのも、この訪問はイスラーム共和国のレバノンにおける影響力を明示するものだったからだ」。

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( 翻訳者:留置彩加 )
( 記事ID:20950 )