戦慄の映像をブルートゥースで流した犯人、ヴァラーミーンで逮捕
2011年02月23日付 Jam-e Jam 紙

ある若者の耳を削ぎ落とし、その様子を撮影して人々を恐怖の渦に巻き込んだ事件が発生

 テヘラン・アルボルズ州治安維持軍長官は、ダマーヴァンド県で複数の民家に押し入った武装強盗犯2名、ならびにヴァラーミーンでブルートゥースを使って戦慄の映像を流していた悪党1名とその舎弟1名が、それぞれ逮捕されたと発表した。

 ジャーメ・ジャム紙の報道によると、アリーレザー・アクバルシャーヒー司令官は昨日、記者団を前に、犯罪を生業にしている悪党1名をその舎弟ともども逮捕したと発表し、次のように述べた。「先週、ヴァラーミーン県情報・治安捜査官らは市民からの通報により、悪事を働き、路上で乱闘騒ぎを起こした罪で、これまで何度も刑事罰を受けてきたゴラーム(通称グーシュボル〔※「耳切り落とし人」の意〕)という名の容疑者が、〔刑務所から〕釈放後、再び犯罪行為に手を染めているとの情報を得た」。

 アクバルシャーヒー長官は続けて、「捜査官らは《ならず者一掃計画》実施の一環として、前科のある同容疑者逮捕へ向けた捜査を開始した。すると、この悪党(ゴラーム)はあるギャングのメンバーらと路上で格闘を行った際、〔格闘した相手である〕あるならず者の耳を切り落とし、犯罪現場の様子を携帯電話で撮影、さらにその映像をブルートゥース機能を使って街中に流していたことが判明した」と述べた。

 同長官はその上で、「この悪党〔=ゴラーム〕がこうした行為に及んだ目的は、人々の間に恐怖を植え付けることであった」と付け加えた。

悪党とその舎弟、逮捕される

 長官は続けて、次のように述べた。「この問題が明るみに出ると、容疑者が隠れていそうなアジトの監視が始まった。すると、2日前に市内の某地区に彼の隠れ家があることが判明、捜査官らが現場に向かい、悪党と彼の舎弟を逮捕した」。

 テヘラン・アルボルズ州警察長官はその上で、「容疑者らは取り調べのなかで、自分の力を誇示し、市民の間に恐怖を植え付ける目的で、悪事を働いては、〔酒を飲むなどして〕奇声を発し、さらには某犯罪者の耳を削ぎ落とす様子が写された《闇のブルートゥース〔映像〕》を作成・頒布したことを自供した。現在、容疑者らは拘留中である」と説明した。

 他の共犯者らの逮捕へ向けた捜査が続けられている。

〔‥‥〕

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( 翻訳者:三浦由佳理 )
( 記事ID:21732 )