ゴレスターン州で女医に対する集団暴行事件が発生
2011年06月21日付 Jam-e Jam 紙

 ゴレスターン州の司法当局者は、二人の女性が暴行を受けた事件(うち一人は殺害)の捜査が、同州の各司法支部にて進められていることについて明らかにした。

 メフル通信によると、ゴレスターン州の司法当局者らは、「司法週間」に際して開かれた記者会見で、ある女医に対して某農村地域で起きた事件、及び別のある未婚女性に対して州内の某都市で起きた事件、の二つの凶悪事件について明かした。

 この会見で発表されたところによると、ゴレスターン州のある村で恵まれない人々に奉仕するため、家庭医として勤めていた若く献身的な独身の女医が、4人の人物によって暴行を受けたという。彼らは診療を受けることを口実に、この医師の元を訪れ、彼女を暴行したとされる。

 ゴレスターン州の司法当局者らは同州のある地方で、若い女性が殺害された事件についても明らかにした。

 ゴレスターン州の人々を悲しみの渦に巻き込んだこの事件では、2人の人物がゴレスターン州内のある都市で女性を略取、森のなかで暴行を加えた後、殺害したという。

〔‥‥〕

 ゴレスターン州中央検事のアッバース・プールヤーニー氏は〔女医が暴行された事件について〕、「彼らが犯した事件は州の刑事第三支部において現在捜査中であり、容疑が確定し、全ての証拠が出揃った後、死刑判決が執行されることになるだろう」と語った。

 ゴレスターン州中央検事はさらに、「我々は間もなく、州内で罪を犯したレイプ犯に対して〔厳しい〕判決が執行されるのを目にすることになるだろう」と語った。

 プールヤーニー氏はまた、「もう一つの婦女強姦・殺害事件の容疑者たちも速やかに、極めて短時間で特定・逮捕された」と指摘した。

〔‥‥〕

 プールヤーニー氏は続けて、「司法当局は強姦のような犯罪に対しては、特別に重視しており、この点に関し社会的な害悪を予防するための基本的措置を講ずるよう〔行政機関には〕求めている」と語った。

 同氏はまた「一部の事件には、〔事件発生の要因となった〕特別な条件というものがある。若者をめぐる問題をはじめ、犯罪発生にかかわった根源的要因を探る必要性がある」と認めた。

 ゴレスターン司法総長もまた、「州で起きたこれら二件の犯罪について、特別法廷が設置され、いつも以上の捜査が行われている」と強調した。

 アフマド・ファーゼリヤーン司法総長はその上で、「これらの事件は、一部の行政機関が自らの義務をしっかりとこなしていないため、社会で発生したものなのだ」と付け加えた。

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( 翻訳者:渡部智士 )
( 記事ID:23068 )