ハーシュ県検事テロ未遂事件が発生:容疑者、未だ逮捕されず
2011年07月21日付 Mardomsalari 紙

 スィースターン・バルーチェスターン州ハーシュ県検事は、司法関係者としての人生で3度目となるテロに遭遇した。

 ISNA(イラン学生通信)によると、2年前にも暗殺未遂に遭ったハーシュ県検事は、火曜日午後8時頃、この街のエンゲラーブ通りで、車に乗り武装した何者かにより、再び銃弾の標的となった。しかしファズロッラー・シャフバーズィー検事は防弾チョッキを着用していたため、一命を取り留めた。

 スィースターン・バルーチェスターン州司法局、及びハーシュ県知事はこの情報を確認した。

〔‥‥〕

 この報道によると、ハーシュ県検事は麻薬の運搬・流通に関わった犯罪者や組織犯罪に対して、特に厳しい判決を下すことで有名だったという。

 火曜日夜のハーシュ県検事テロ未遂事件を受け、同県の治安評議会は、スィースターン・バルーチェスターン州司法局長を交えながら、会議を開いた。

 ハーシュ県知事は〔‥‥〕「ハーシュ県検事を襲ったテロ犯の身元は、住民の協力によりすでに割れており、早晩逮捕・処罰されるだろう」と言明した。

 ファズロッラー・シャフバーズィー県検事は火曜日の午後8時頃、ペジョー車に乗った人物からの発砲に遭い、手に怪我を負った。検事は現在も治療中である。

 ザーヘダーン一般革命裁判所検事は、「ファズロッラー・シャフバーズィー県検事へのテロ未遂事件を受け、本件の捜査が開始されたが、未だ容疑者は捕まっていない」と述べた。

 モハンマド・マルズィーイェ氏は、ISNA(イラン学生通信)とのインタビューの中でこのように述べた上で、「この暗殺未遂事件の犯人の数、及び彼らの目的や動機はいまだ判明していない」と語った。

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( 翻訳者:水谷陣也 )
( 記事ID:23393 )