ユネスコ、新たなプログラムを保留、アメリカ資金拠出停止の影響
2011年11月11日付 al-Quds al-Arabi 紙

ユネスコ、新たなプログラムを保留、アメリカ資金拠出停止の影響

11月11日 『アル・クドゥス アル・アラビ』

【パリ:ロイター】


国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)は木曜、アメリカのパレスチナのユネスコ加盟承認に対抗する分担拠出金停止決定後、新しいプログラムの活動を一時的に保留したと述べた。

ユネスコ事務局長イリーナ・ボコヴァはパリでのユネスコ総会において、この措置は、アメリカの分担拠出金停止による損失のため、2011年の予算に6500万ドルの赤字が生じたことに由来している、と述べた。

ボコヴァは水曜日の総会に、木曜日に表明されるスピーチ内容に関して、「我々は思い切った諸措置をとる必要がある。そして、我々は、今、それを行う必要がある。」と報告した。

世界レベルで教育支援、報道の自由などを含む様々な活動を行うユネスコは、今から12月までに事業の再検討行い、新たな活動は保留する予定である。

ユネスコのスポークスマンは、優先順位の高い事業は継続の予定であり、現在組織の機能を減少させる予定はない、と述べた。

ユネスコは、分担拠出金がユネスコ予算の22パーセントを占めるアメリカが、10月のパレスチナ加盟をめぐる投票後に拠出金を凍結したことで、厳しい危機に直面している。

ボコヴァは、来年度に関して、ユネスコは1億4300万ドルの赤字を見込んでいると述べ、活動を優先事項に基づいて調整し、必要であれば経費をより削減するであろうと付け加えた。

ボコヴァは、加盟国に対して、ユネスコ財政状況支援のための自発的な追加拠出金の提供を訴え、優先的基本事業への援助金を受け取るための緊急基金を設立する予定であると述べた。

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( 翻訳者:山崎やよい )
( 記事ID:24517 )