世界へスーフィズム思想を広めるための初のエジプトの組織が始動
2012年02月28日付 Al-Ahram 紙

■世界へスーフィズム思想を広めるための初のエジプトの組織が始動

2012年2月28日『アル=アハラーム』

【ムハンマド・アブドゥルハーリク】

スーフィズムの布教の歴史上、初めての種類のものが現れた。エジプト外務省と社会連帯省は、スーフィズムの思想と方法論を広めるために、世界的に活動するエジプト初のNGO設立に合意した。

初の世界的NGOとして、同組織は世界各地でスーフィー関係者たちの間の協力の架け橋となる活動を行う。

世界スーフィー評議会との協力議定書に、外務大臣であるムハンマド・カーミル・アムルおよび、シャハーウィーヤ・ブルハーミーヤ教団のシャイフであり、世界スーフィー評議会会長も兼任するムハンマド・アル=シャハーウィー師の両名が署名した。その議定書の中では、以下のようなことが述べられていた。すなわち、以上の合意がなされたのは、同NGOの活動の支援、そしてスーフィズムの布教および正しいスーフィズム思想の普及の分野において同団体がその役割を十全に果たすよう助成することをエジプト政府側が希望したためである。

アル=シャハーウィー師は、一昨日の夕方カイロの同NGO本部で行われた記者会見で以下のように述べた。世界スーフィー評議会は、スーフィズム思想の布教、正しいイスラーム的価値の確立、そして過激思想、暴力、テロリズム、宗派による党派主義との対決を目的とする。そして他者の宗教的信条の尊重、様々な文明や宗教の間の溝を埋めること、他者を尊重すること、イスラームの輝かしいイメージを提示すること、そしてスーフィー教団の団員に対する歪んだイメージを取り除くことを目的としている。そして同様に、同評議会は世界的なスーフィーの活動の監督を行う。

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( 翻訳者:西方真帆子 )
( 記事ID:25702 )