パレスチナ:アッバース大統領、アラブ人とイスラーム教徒の聖地訪問を改めて呼びかける
2012年04月26日付 al-Hayat 紙

■アッバース大統領、アラブ人とイスラーム教徒の聖地訪問を改めて呼びかける

2012年4月26日『アル=ハヤート』

【ラーマッラー、カイロ:本紙】

 パレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領は、アラブ人とイスラーム教徒に占領下の聖地エルサレムへの訪問を改めて呼びかけた。これは、同市が目の当たりにしてきた、パレスチナ人の存在を消滅させることを目的としたイスラエルの措置を知らしめるためのものである。

 パレスチナ通信が伝えたところによると、ラーマッラーの執務室での数十人からなるアラブ青年使節団との会談のなかで、アッバース大統領はこう述べたという。「我々は常に、すべてのイスラーム教徒とキリスト教徒のアラブ人の兄弟たちに、パレスチナを訪れ、そして聖地を訪れるように呼びかけてきたし、現在も呼びかけている。彼らがここで起こっている事の真相を認識するためだ。パレスチナの土地はイスラエルの占領によって日々奪われている」。

 また以下のように付言した。「そのため、我々は、イスラエル政府の目的遂行を妨げるために、全員で一丸とならねばならないのだ。イスラエル政府は、パレスチナの存在とアイデンティティを根絶しようとしている。我々のところに来て、まさにその目で、パレスチナの地で行われている事態を見れば、パレスチナ人民の苦しみの大きさをよく理解するだろう」。

 エジプト最高位のムフティー、アリー・グムア師が最近アル=アクサー・モスクを訪問したことは、支持派と反対派の間で大きな論争を呼んだ。この訪問について、中には彼に辞職を要求する者もいるほどであった。

 だが、アッバース大統領は、エジプト、チュニジア、リビア、アルジェリア、イエメン、スーダン、クウェート、バーレーン、イラク、オマーン、ヨルダンから来た青年使節団の前で以下のように述べた。「我々は近年、エルサレムとアル=アクサー・モスク訪問について、多くのアラブ人と非アラブ人の重要人物との長い議論を行ってきた。この訪問が禁忌であると表明する者もいるが、彼らにとっても、また誰にとっても、エルサレム訪問がコーランでもスンナでもそもそも禁止されるものではないことは明らかだ」。

(後略)

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( 翻訳者:岡裕一朗・野口雅貴 )
( 記事ID:26186 )