アルジェリア:下院議員選挙実施
2012年05月12日付 al-Hayat 紙

■イスラーム主義者は選挙で大敗の後、「偽造」について話す

2012年5月12日 土曜日 『アル=ハヤート』

【ロンドン、アルジェ:本紙】

 木曜日(10日)のアルジェリアの選挙に参加したイスラーム主義諸党は、「アラブの春」の波に乗ることに失敗した。これらの波により、アルジェリアの近隣諸国ではイスラーム主義者が政権についていた。アルジェリア政府が発表した選挙の公式結果は、イスラーム主義者(諸党)全体で、審議会で66議席しか獲得できなかったことを明らかにした。議会の定数は462議席である。イスラーム主義者等は、選挙で勝利した民族解放戦線(FLN)に大差をつけられた。FLNは、220議席を獲得している。また、民主国民連合は、68議席を獲得した。「アルジェリア緑のブロック」は、48議席に留まった。同ブロックは、「平和社会運動」(アルジェリアのムスリム同胞団)を筆頭に3政党を含んでいる。

 選挙結果が示した基本的なメッセージは、アルジェリアは根本的な変革を受け入れなかったということである。すなわち、議会構成は、現与党であるFLNと民主国民連合が議会の多数派維持に成功し、それに伴い新政府を編成する中、現状維持となったのである。この結果が、FLNのアブドゥルアズィーズ・ベルハーディム書記長が、今回の政府の首相に復帰することを意味するかは不明である。ベルハーディム書記長は、同党を選挙での勝利に導いた。また、選挙結果がアフマド・ウーヤヒヤー現首相の留任を意味するかも不明である。同首相の民主国民連合は、先の議会と同じく第2党となった。

 また、イスラーム主義諸党が選挙での「敗北」にどのように対応するかも全く不明である。これらの諸党は選挙戦の間、彼らの勝利は「確実」であり、偽造以外にイスラーム主義諸党の勝利を阻むものはないと宣伝していた。「アルジェリア緑のブロック」のアブドゥルラッザーク・マクラヒー選挙局長は、選挙結果に「大規模な操作」があると指摘していた。同局長は、この操作により、「アルジェリアは危機にさらされうるが、それは我々の責任ではない。」と述べた。また、同局長は、「かかる結果の偽造が公式に認められたならば、我々は必要な諸措置をとる。我々は、共和国大統領に完全な責任を負わせる。」と述べたが、「諸措置」の性格については明らかにしなかった。

 この文脈で、外国人監視団(500名)の報道官は、投票おおむね順調に行われ、大規模な違反は無かったと述べた。しかし、野党側はこの見解に異議を申し立て、当局が発表した投票率は「水増し」が行われていると思われると述べた。当局は、投票率を全有権者の42%と発表していた。しかし、野党の政治家たちは、投票率はそれよりも低いと述べた。文化と民主主義のための連合党のムフスィン・ベルアッバース党首は、投票率は「水増し」されていると述べた。同党は、選挙をボイコットしている。同党首は、当局は投票率を上げるための「策謀」を準備したと述べた。同様に、野党活動家のサアド・ジャバール氏(英国在住)は、真の投票率は「公式結果の半分」程度であり、22%ほどだろうと述べた。同氏は、選挙結果がアルジェリアを「危機の線路」に乗せ、イスラーム主義諸党の装いをまとい選挙に参加した諸党は、、「当局が、イスラーム主義諸党が政権につくことを許さないだろうと言うことが明らかになった後、失望した。」と述べた。

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( 翻訳者:高岡豊 )
( 記事ID:26370 )