シリア:ハマー県郊外にて「集団処罰」…反体制勢力の村の家屋を放火
2012年05月14日付 al-Hayat 紙

■シリア:ハマー県郊外にて「集団処罰」…反体制勢力の村の家屋を放火

2012年5月14日 月曜日 『アル=ハヤート』

【ダマスカス、アンマン、モスクワ:本紙、AFP、ロイター】

シリア政府軍は、シリアでの蜂起の中心の一つになっている、ハマー県郊外の村々を対象とした広範囲の攻撃を行った。活動家や目撃者らによると、政府軍は抗議運動を支持するハマー県内の村々に侵入し、50%の家屋に放火した。結果、数十人の死傷者が発生し、加えて政府軍は大量逮捕を行った。

治安部隊はヒムス市及び同郊外、ダマスカス郊外、ダルアーで作戦を続けた。シリア人権監視団によると、昨日少なくとも18人の民間人と5人の正規兵、反体制派の将校1名、ダマスカス郊外のドゥーマの武装集団幹部1名の計25名が亡くなったとのことだ。

「シリア人権ネットワーク」によると、装甲車両で武装した軍が、ハマー市西方の農村地域のアル=ガーブ平野にあるアッ=タマーナア村の家宅捜索の際に少なくとも7人の民間人を射殺し、村の住民が反体制勢力を支持したことから、家屋に放火し数十人を逮捕した。同ネットワークによると、死者の中には女性が4人おり、村が政府軍の「集団処罰」にさらされたと付け加えた。すなわち、政府軍は村の50%以上の家屋を放火し、多くの人々を逮捕後殺害した。この他にも、砲撃による死者が出た。

反体制派活動家たちは、アッ=タマーナア村は政府軍がヒムスとハマーの両市を制圧して以来、集団懲罰にあって焼き討ちされた何十もの村々の一つに過ぎないと述べた。

また、シリアネットワークによるとアッ=タマーナア村の住民が反体制勢力を支援したことは、アラウィー派が居住する近隣のアル=アズィーズィーヤ村の怒りを買った。アル=アズィーズィーヤ村では「シャッビーハ(訳注:親アサドの暴力集団)」の構成員の募集が行われる。地域の活動家によると、アル=アズィーズィーヤ村出身の「シャッビーハ」が、先週の金曜日(5月11日)にアッ=タマーナア村での反体制デモの最中に同村の若者2名を殺害して以降、二つの村の間の緊張が高まっていた。

シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外のドゥーマで、市民1名が狙撃兵により射殺され、またアッ=ドゥマイルでは1人が同市の検問所の一つからの銃撃で射殺された。

また、同監視団によると、サッターム・カラーウ(アブー・ウダイ)が殺害された。同人は、「イバーダ部隊」の司令官であるが、この部隊は数カ月間政府軍と戦っていた。同人は、土曜日から日曜日にかけての深夜、ドゥーマ地域のアル=アッブ地区での交戦で死亡した。
(後略)

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( 翻訳者:辰巳新 )
( 記事ID:26389 )