イラク:アル=マーリキー:イラクはクルディスターン地方の一部になったように感じる
2012年05月15日付 al-Hayat 紙

■イラク:アル=マーリキー:イラクはクルディスターン地方の一部になったように感じる

2012年5月15日『アル=ハヤート』

【アルビール:バースィム・フランスィース】

クルド地方政府とバグダードの中央政府との間のギャップの広がりの度合いを示す指標の中で、クルディスターン地方政府代表部は、マスウード・バールザーニーが首相ヌーリー・アル=マーリキーの交代の必要性を考えており、「彼とやっていくのは不可能だ。どのような代任であれ、国民同盟が妥当だと考える者に反対はしない。」と表明した。

さらに、アル=マーリキーはクルド語衛星放送NRTに対して、「現在イラクはクルディスターン地方の一部になり、その逆ではない、と 感じている」と述べた。また、バグダードの中央政府が地方政府を攻撃する意図に関して否定し、「それは根拠のない言葉だ」と強調した。

また、「連邦政府は力で支配することを欲していない。クルド人は他の全てのイラク人民と同様に苦しんできたのだから。」と説明した。また、「クルディスターン地方から、陣太鼓の鳴る音が時々」聞こえることを指摘しつつ、「クルディスターン地方、イラク中部、イラク南部の分別ある人々に、事態を悪化させることがないよう」に求めた。

クルディスターン地方部局代表フアード・フサインは、クルドの「ルダーウ」紙とのインタビューで、「関心は今月17日に向いている。これはアルビール会議の際に設定された期日である。」とし、バールザーニーが「個人的な意見だが、アル=マーリキーとやっていくことが不可能であり、彼の代任を見つけることが必要であるという確信に至った。そしてターリバーニーはバールザーニーを支持している。というのは、会議は代表部で開かれたからである。」と指摘した。

地方政府の、アル=マーリキーの代わりにイブラーヒーム・アル=ジャアファリを同盟代表に選出するという姿勢への反応として、フサインは「国民同盟が妥当だとした代任に関しては、異議はない。国民同盟が決定主体であるのだから。」と述べた。

「アルビールで開かれた会議はアル=マーリキーに、彼の政策を変えるために15日の猶予を与えた。さもなければ、彼を民主主義的方法によって代えることになる」と言うことを示した。

ターリバーニー、バールザーニー、「イラキーヤ・リスト」の指導者イヤード・アッラーウィー、「アッ=サドル潮流」のムクタダ・アッ=サドル、国会議長ウサーマ・アン=ナジャフィーは、アルビールにおいて去る4月28日に会議を開いた。これは、国民会議の開催を急ぐとともに、アッ=サドルが危機脱出路の地図として提案した18項目を解決するためで、アル=マーリキー政権への信任を撤廃し、彼の代任を見つけるか、もしくは早期選挙の実施を求めたものである。

クルド勢力の中では、アル=ジャアファリをアル=マーリキーの代任として提案している。クルドの諸派は2006年に、係争諸地域に関してアル=ジャアファリと対立が起こり、その際はアル=マーリキーを支援し、アル=ジャアファリの再任を行わないことにしたのにも関わらず、である。

バールザーニーのクルド民主党の報道官、ジャアファル・イブラヒームは、前に「アル=マーリキーが国民会議での諸派への返答をしないと言う状況では、アル=ジャアファリは他よりは、妥当である。」と強調していた。一方、クルド議会は、国会の解散や選挙の早期実施は、アル=マーリキーを政府の管理のために代表の座に居座らせる、すなわち首相の地位に留まることになる、と警告した。そして、より複雑な問題に立ち入るのを避けるために、代任を立てる必要性を強調した。

クルド国会議長アルスラーン・バーイズはトルコの「イニ・シャファク」紙のインタビューに答えて、「アメリカとイランはアル=マーリキーを支援している。彼らは敵対関係であるにも関わらず、この方針では一致している。」とし、同時にクルドは「シーア・スンニ間の闘争の一部ではない」と強調した。

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( 翻訳者:山﨑やよい )
( 記事ID:26407 )