イスラエル議会選挙:右派と中道・左派が同数、ネタニヤフは組閣を前に困難に直面
2013年01月23日付 al-Hayat紙

■右派ブロックが中道・左派と並び、ネタニヤフは組閣を前に困難に直面

2013年1月23日『アル=ハヤート』

【占領地エルサレム:アーマール・シャハーダ】

イスラエル議会選挙のほぼ最終的な結果は、右派とベンヤミン・ネタニヤフ氏率いる「リクード・我が家」党の大きな後退を示した。右派ブロックは60議席を獲得し、中道・左派ブロックの60議席と並び、ネタニヤフ氏の組閣に対する障害を置くことになった。一方、労働党(中道左派)のシェリー・ヤヒモヴィッチ党首はネタニヤフ氏の組閣を阻止するための同盟に向けて動き出した。

選挙結果の開示直後、ネタニヤフ氏は自らの党の活動家らの所へ出向き、広範な内閣の組織に向け努力すると強調した。また同氏は選挙キャンペーン時の言説や、治安の側面に重点を置いたのに反して、次期内閣のプログラムが経済的・社会的側面を含むという自らの意向を語った上で「私たちが組閣する新政府は主要な5つの原則に基づく。それは、①特にイランの核開発計画に関して我々に対する挑戦を前にイスラエルの安全保障能力を担保すること、②長引く世界的な経済危機に際して経済的責任を表明すること、③真の和平の達成に向けた努力、④兵役、市民サービス支払の負担をより公平にすること、そして⑤住居費を中心に生活費高騰を引き下げること、である」と述べた。またネタニヤフ氏は、この5つの目標を達成するために内閣に参加することのできるパートナーは数多くいることも言及した。

「イェシュ・アティッド(未来はある)」のヤイル・ラピッド党首は組閣の際の、ネタニヤフ氏の中道連立候補者になると考えられており、同党首はすでに、イスラエルが直面する困難な状況に立ち向かうための最善の方法は同盟と統一であると宣言している。こうした発言とは裏腹に、労働党党首はネタニヤフ氏による組閣の可能性を阻害するため、中道・左派諸政党との同盟を呼びかけた。

一方「イスラエル我が家」のアヴィグドール・リーベルマン党首は今回の選挙を統括して「今回の選挙は、イスラエルの主導権を右派陣営の下に残し、ベンヤミン・ネタニヤフ氏が首相を続投することを保証するという2つの主要な目標を達成した」と述べた。

選挙結果のよると、右派ブロックの議席は以下の通り。

リクード―イスラエル我が家:31議席(ベンヤミン・ネタニヤフ前首相が率いるリクードとアヴィグドール・リーベルマン前外相が率いるイスラエル我が家の統一リスト)
ユダヤの家:11議席(実業家のナフタリ・ベネット氏が党首、ヨルダン川西岸地区の併合を主張する極右政党)
シャス:11議席
ユダヤ・トーラー連合:7議席

中道・左派政党の議席は以下の通り。

イェシュ・アティッド(未来はある):19議席(著名ジャーナリスト、ヤイル・ラピッド氏が昨年設立し、躍進)
メレツ:6議席
ハ=テヌアー(ツィッピ・リヴニ党首):6議席
統一アラブリスト(タアル)―アラブ変革リスト:5議席(※注)
平和と平等のための民主戦線(ハダシュ):4議席(※注)
国民民主同盟(バラド):3議席(※注)
カディマ:2議席

(※注:アラブ系政党またはアラブ系市民が多数を占める政党)

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(翻訳者:秋山俊介)
(記事ID:28984)