パレスチナ:イスラエル軍が発砲、西岸で犠牲者2名
2013年12月20日付 al-Hayat紙


■西岸で24時間の内に犠牲者2名、自治政府は和平に反した「挑発行為」と非難

【ラーマッラー:本紙】

パレスチナ大統領府は昨日(19日)、占領下にある西岸でイスラエル軍が発砲しパレスチナ人2名を殺害したことを指して、「深刻な挑発行為」を行ったものとして、イスラエルが和平への取組みを頓挫させようとしていると非難した。

西岸北部のカルキーリーヤ市では、昨日の夜明け頃、イスラエル軍パトロール部隊がサーリフ・ヤースィン氏(29歳)に向かって発砲した。青年は帰宅途中であり、発砲を受けて胸に重傷を負い、同市の政府系病院に搬送された後死亡した。

また、西岸北部のジェニン難民キャンプでも、イスラエル軍がナーフィウ・サウディー氏(22歳)を殺害した。青年は「イスラーム聖戦機構」の一員だった。同難民キャンプで起きた衝突により、彼の他に5人が負傷した。目撃者の証言によると、イスラエル「特殊部隊」がハムザ・アブー・ハイジャー氏の自宅に同氏を逮捕する目的で押し入り、住民がそれを目撃してイスラエル部隊に対し投石を行った。その際、軍の増援部隊が難民キャンプを襲撃し、若者らとの間で激しい衝突が起こった。若者らはイスラエル軍に投石と手製の爆弾で立ち向かい、イスラエル兵らは実弾で応じた。その結果、ナーフィウ青年は殺害され、その他5名が負傷した。

イスラエル軍がヤースィン氏とサウディー氏の二人の青年を殺害した行為に対するコメントで、治安機関報道官のダミーリー少将は、「イスラエルは交渉の頓挫を狙う占領政府の目論見を覆い隠すために、パレスチナ人を暴力の渦中に引きずり出そうとしている」と述べた。

また、大統領府のナビール・アブー・ラディーナ報道官は、パレスチナ公式通信社(ワファー)が報じた声明の中で、大統領府は「イスラエル占領軍が犯した殺人犯罪」を非難しており、これを「和平プロセスを押し進めようという米国および国際社会の努力を挫き、交渉を袋小路に追いやることを目的とした、イスラエルによる深刻な挑発行為」とみなすと述べた。また、同報道官は、国際社会に対して迅速な行動を呼びかけた。

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(翻訳者:辰巳新)
(記事ID:32322)