環境庁長官、野生動物の密猟者に対する軽すぎる刑罰を批判
2014年01月23日付 Jam-e Jam 紙

 イラン環境庁長官は野生動物を密猟した者に対する最高刑が禁錮1年であることに触れ、「この程度の刑罰では、こうした犯罪には全く不十分である。密猟・密漁という犯罪に対しては、〔刑罰の量を〕見直す必要がある」と述べた。

 マアスーメ・エブテカール長官は〔テヘラン市内にある〕パルディーサーン公園に生息していた〔希少種の〕ペルシア・ダマジカを違法に撃った犯人らの特定を真剣に行っているところだと指摘した上で、「ヘンマト・ハイウェーに設置されたカメラの映像が、犯人らの特定に一役買ってくれるだろう」と述べた。

 同長官によると、初動捜査で犯人らはパルディーサーン公園の敷地内にいたペルシア・ダマジカを撃つのに、遠視スコープ付きの銃を用いたことが分かっているという。

 メフル通信の報道によると、エブテカール長官はこの件で複数の人物に容疑をかけていることを明かし、「刑事警察によって彼らが特定され、犯行が明らかになり次第、彼らには最高刑、すなわち禁錮1年が執行されるだろう」と語った。

 環境庁長官はまた、「もちろん、これまで何度も言われてきたように、この程度の刑罰では、人々の心を傷つけるこの種の犯罪には全く不十分である。可能な限り速やかに、違法な密猟・密漁の増加を抑止するための対策が取られるべきだ」と言明した。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:32739 )