二人のレイプ犯、公開で処刑
2014年02月16日付 Mardomsalari 紙


 キャラジ県治安司令官は昨日早朝、2名のレイプ犯に対する処刑式で、「警察は強姦魔の足跡を処刑台まで追いかける」と強調した上で、「この二人の犯罪者がたどった結末は、犯罪行為に手を染めようとの妄想にふけっているすべての者たちに対する警告である」と述べた。

 イラン学生通信の報道によると、セイエド・ホセイン・セイエドハギーギー大佐は二人のレイプ犯に対する処刑式の傍らで、「この二名のレイプ犯は、白タクの運転手を装いながら、犯罪行為に手を染めていた」と述べた。

 同大佐は再度、既婚・未婚女性らに対し、流しの見知らぬ車には注意するよう警告を発し、「この二名の犯罪者は、市民、特に女性らが治安維持軍のアドバイスに耳を傾けないことをいいことに、〔白タクを営業することで〕餌食となる者たちを見つけ出す格好のチャンスを手に入れ、自身の邪悪で汚らわしい目的を果たしていたのである」と語った。

 同氏は、こうした事件が発生する主な原因は、公共交通機関以外の車両やタクシーに乗車することに、女性たちが無頓着であるためだとした上で、「この事件の諸側面を見れば、〔警察の〕警告が真剣に受け取られていないことが分かる」と話した。

 同氏はさらに、「警察がレイプ事件の容疑者から供述をとる際に何度も遭遇してきたのは、犠牲者たちの軽率さである。実際、不適切な時間に流しの車に乗ることは、犯罪者に格好のチャンスを用意する。安全を守り、こうした事件を予防する最善の方法は、治安維持軍の警告に耳を傾けることである」と付け加えた。

 セイエドハギーギー氏はまた、「警察は犯罪行為をしっかりと観察している。警察は事件の容疑者たちの自供に基づいて、必要な警告を市民に提供しているのだ」と強調した。

 キャラジ県治安司令官は暴力犯罪の取り締まりが警察の最優先事項だと力説した上で、「警察は強姦魔の足跡を処刑台まで追いかける。治安維持軍ならびに司法権の追求によって、二人のレイプ犯はついに処刑されることとなった」と述べ、さらに「司法当局の命令によって、この二人の犯罪者が公開で処刑されることは、〔重大犯罪に手を染めた〕犯人たちの行き着く果てが処刑台以外の何ものでもないということを証明するものである。これは、犯罪行為に手を染めようとの妄想にふけっているすべての者たちに対する警告である」と語った。

 同氏は、警察は市内各地区をそれと分からぬ形で監視しているとした上で、「治安維持軍は市民の安全と平和を守ることに全力を尽くしている。しかし、安全が確保されるのは、人々が治安に関連する最低限のルールを守り、治安維持軍のアドバイスに従って、自らの身を危険から遠ざけ、犯罪者から〔犯罪行為の〕機会を奪ったときだけである」と述べた。

 イラン学生通信の報道によると、処刑された二人は、A・R(23歳)とN・J(37歳)で、彼らは略取、強盗、強姦など数件の罪で、今年のホルダード月〔2013年5/6月〕にキャラジ警察によって逮捕されていた。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:33107 )