アーザーデガーン・ハイウェイで市バスが横転:流血の惨事に
2014年04月29日付 Mardomsalari 紙


 アーザーデガーン・ハイウェイで「テヘラン・近郊バス運行合弁会社〔※以下、合弁社〕」所属の民間部門のバス1台が横転事故を起こし、残念ながら7名が死亡した。

 テヘラン交通警察広報センター所長のエイノッラー・ジャハーニー大佐は、イラン学生通信(ISNA)とのインタビューの中で、事故現場に関して「昨日の朝9時頃、アーザーデガーン・ハイウェイの徐行帯を北から南に向けて走行中の合弁社の民間部門のバス1台が、東ハキーム・ハイウェイに入ろうと右折したところで横転する事故があった」と述べた。

 同氏は、「この事故で、バスは道路脇のガードレールに衝突し、残念ながら7名がその場で死亡し、複数名が負傷した。負傷者の正確な数はいまだ判明していないが、彼らは病院に搬送された。うち1人はファイヤーズ・バフシュ病院で手術中に死亡した」と付け加えた。

 テヘラン交通警察広報センター所長は、事故で死亡したのは男性1名と女性7名であると述べ、「事故の原因について、いまだ完全にははっきりしていないが、しかしバスがランプウェイで横転したことや、遠心力が事故につながったことは確かである。一方、ランプウェイやループ線における法定速度は最大で時速30キロである」と述べた。

 同氏は事故原因を調査するための特別チームが立ち上げられたことを明かし、「この事故を受けて、テヘラン交通警察長官は特別専門家チームを事故原因調査の責任者に指名、このチームは技術面および法律面から、事故の原因を調査している」と語った。

 テヘラン交通警察広報センター所長は、バスの運転手は生きており、現在入院中だと強調した上で、「この運転手は捜査官の監視下にある」と付け加えた。

 合弁社も、「このバスはチートギャル=シャリーアティー間を運行する民間バス会社のもので、運転手は合弁社で違反を犯した前歴はない」と発表した。

 テヘラン救急救命センターのセイエド・レザー・モオタメディー副長官(オペレーション担当)も、「この事故では26名が負傷し、イマーム・ホメイニー病院、ラスール・アクラム病院、シャリーアティー病院、ファイヤーズ・バフシュ病院に搬送された」と語った。

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事故を起こした民間企業の活動許可、直ちに取り消しに

 合弁社のペイマーン・サナンダジー社長は、〔テヘランの〕第22地区サドラー団地区域で横転事故を起こしたのは民間部門のバスだとした上で、「事故当時、バスは標準速度で走行していたが、バスがコントロールを失ったことにより、残念ながら複数の乗客が死亡、または負傷した」と語った。

 同氏は今回の事故発生に遺憾の意を表し、「昨日の朝9時、チートギャル=シャリーアティー間を運行する民間部門のスカニア社製バスが、時速50キロでアーザーデガーン・ハイウェイを北から南に走行していたところ、サドラー団地区域、石油研究所向かいでコントロールを失い、横転した」と述べた。

 同氏は、バスの速度は標準内だったとした上で、「この事故によって、複数の乗客が負傷し、命を落とした方々もいた」と述べた。サナンダジー氏は市民に遺憾の意と謝罪の言葉を述べた上で、事故原因に関して「この事故を受けて、直ちに規律委員会の会議が開かれた。そして《運転違反調査法》の第20条にもとづき、事故を起こしたバスを所有する民間会社の解散命令が出された」と表明した。

 同氏は、技術上の欠陥が事故原因であると思われると述べ、「事故の正確な原因は、現在調査中である」と強調した。

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( 翻訳者:8412101 )
( 記事ID:33782 )