パレスチナ:「ジハード作戦」中に5人が殉死、イスラエルの6度に及ぶ空爆で負傷者
2014年06月20日付 al-Hayat 紙

■ガザ:「ジハード作戦」中に5人が殉死、イスラエルの6度に及ぶ空爆で負傷者

【ガザ:本紙】

水曜日から木曜日にかけての深夜、イスラエル軍の米国製戦闘機がガザ中部と北部において農地および民間施設を6度にわたり空爆し、3名のパレスチナ人が軽傷を負った。

またパレスチナ諸情報筋は、「ハマース」の軍事部門である「カッサーム軍団」の戦士5名が木曜日の朝、ガザ市北東シャアフ地区における「ジハード作戦」中に殉死したと発表した。地元の情報筋によると、不可解な爆発-何らかの技術的故障によると考えられている-が起き、当時地下トンネル内で任務遂行中だった彼らはそれに巻き込まれ犠牲になったという。殉死した戦士たちの氏名については、自治政府厚生省などすべての公的機関も「ハマース」もいまだ発表していない。

この間にパレスチナ政治諸党派による声明が発表され、「イスラエルを前にして、抵抗やインティファーダを続ける代わりに室内での内部調整や和解協議を前面に押し出すようなことはあってはならない」と述べるとともに、治安対策でイスラエルと調整をはかるパレスチナ自治政府治安当局を強く批判し、パレスチナ人民を(イスラエル占領から)保護せよと迫った。

「パレスチナ解放人民戦線」の政治局員でガザ支部責任者であるジャミール・マズハル氏は、以下のように強調した。「ファッショ的シオニズム国家のイスラエルによる占領が私たちのパレスチナの土地に対して続く限り、私たちはともに協力しながら占領と対決する闘争を是非とも続けていく必要がある」。さらに同氏は次のように強調した。「シオニズム国家イスラエルの占領と対決する闘争においてあらゆる闘争形態を講ずるのは、私たちパレスチナ人民の権利である。武力闘争や、囚人としてイスラエル獄舎につながれた私たちの勇敢なる戦士たちと交換するためにイスラエル兵士を誘拐するのは、闘争の一形態なのである」

(後略)

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( 翻訳者:鈴木友梨 )
( 記事ID:34384 )