シャフレ・コルド刑務所で火災が発生:11名が死亡
2014年08月06日付 Jam-e Jam 紙


 チャハールマハール・バフティヤーリー州シャフレ・コルド中央刑務所で起きた火災により、11名の囚人が死亡、15名が負傷した。放火犯は特定され、この人物に対する取り調べが続けられている。

 イラン国営通信の報道によると、モルダード月13日〔8月4日〕月曜日の午後4時、ある囚人が監房内で火災が発生していることに気がつき、他の囚人らに消火を手伝うよう要請した。これを受け、囚人らは監房に入り、毛布で火災を消そうと試みた。しかし火の手は刑務所の他の区域にも拡大、彼らは炎に囲まれてしまう。

 その後サイレンが鳴り、刑務所職員も火災発生に気づき、囚人らを避難させた。

 刑務所職員らはまた、救急と消防に連絡、囚人らの救出に協力を求めた。その数分後、消防と救急の関係者らが刑務所に到着、囚人らの救出活動が続けられ、消防による多大な努力によって、火災は消し止められた。

 救急班は火傷を負った26名の囚人を病院に搬送した。しかし、そのうち11名は火災による重度の火傷と窒息によって命を落とした。残りの15名の負傷者は病院で治療・看護を受けている。

 本件が立件され、シャフレ・コルド検察の捜査命令が下ったことで、この出来事の原因と事件性の有無を見極めるための捜査が始まった。捜査官らは初動捜査で刑務所に立ち入り、監視カメラをチェックした。すると、囚人の一人が事件の数分前にある監房に立ち入り、そこで放火を行ったことが明らかとなった。

 他の囚人よりも先に現場を立ち去ったこの囚人の身元が判明したことを受け、この人物がなぜこのような行為に及んだのか、動機に関する取り調べが始まった。

〔‥‥〕

 この事件を受け、司法権長官はナーセル・セラージ国家査察庁長官への命令の中で、本件に関して必要な調査を行うよう求めた。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:35055 )