シリア:ゴラン高原で「ヌスラ戦線」がPKO要員43名を拘束
2014年08月29日付 al-Hayat紙


■ゴラン高原で「ヌスラ戦線」がPKO要員43名を拘束

【パリ:ランダ・タキーッディーン;ワシントン:ジョイス・カラム】
【ニューヨーク、ロンドン、ベイルート:本紙、AFP、ロイター】

国連は、昨日(28日)武装集団に拘束された平和維持軍(PKF)要員43名の解放に向けて力を尽した。一方、バラク・オバマ米大統領は、シリア東部にある「イスラーム国(ダーイシュ)」の拠点に対する空爆実施について、国家安全保障チームと協議を行った。また、フランソワ・オランド仏大統領は、シリアのバッシャール・アサド大統領は「ダーイシュ」およびジハーディストとの闘いにおいて、(われわれの)パートナーにはなりえないと述べた。西側外交筋が本紙に対して述べたところ、(先月)新たにシリア担当事務総長特使に任命されたステファン・デ・ミストゥーラ氏は、来月(9月)9日にダマスカスを訪問する予定とのことだ。同氏のシリア訪問は就任以来今回が初めて。一方、シリア当局は駐ダマスカス国連特使としてマーティン・グリフィス氏が任命されたことに合意した。

「シリア人権監視団」は、「ヌスラ戦線」が「被占領地であるシリア領側のゴラン高原と、非占領状態のゴラン高原の間の境界線付近で」国連平和維持活動(PKO)要員の兵士らを拘束したと報告した。同監視団は、「兵士らを拘束してもシリア国民には何の利益にもならない」として、「兵士らを迅速かつ無条件に解放」するよう呼びかけている。これに先んじて、同監視団は声明で、武装集団が木曜(28日)夜明け頃シリアとイスラエルの間に広がるゴラン高原で「国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)」の要員43人を拘束したと発表していた。しかし、同監視団は拘束された兵士らの国籍に関して明らかにできなかった。総勢1,200人の軍人が参加するこの部隊には、計6か国が兵力を提供しており、具体的には、フィジー、インド、アイルランド、ネパール、オランダ、フィリピンが協力している。声明では、「国連は全力を挙げて、現在拘束下にあるPKO要員の解放と、作戦地域における部隊の活動の自由の完全回復に向けて取り組んでいる」と述べられた。一方、「ヌスラ戦線」を含むシリアの武装諸集団はおととい(27日)、ゴラン高原クナイトラ市の通行所を制圧した。

(後略)

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(翻訳者:辰巳新)
(記事ID:35201)