ムハンマド・アフマド・スーイディ氏が文章とイメージを形作った巡礼文学
2014年08月31日付 al-Hayat 紙

ムハンマド・アフマド・スワイディー氏が文章とイメージを形作った巡礼文学

【アブドゥフ・ワーズィン】

アラブ首長国連邦の詩人、ムハンマド・アフマド・スワイディー氏は「旅行文学」と呼ばれる分野への情熱を高め、ほぼアラブの過去の産物であったこの文学の再生に不断の努力をささげた。

シリア人詩人ヌーリー・ジャッラーフ氏と共同で『地平の探求』シリーズの創刊に奮闘するという冒険の後もスワイディーは、この分野において、眠った図書と原典を調べ、それを引き出しの中での眠りから目覚めさせ、再度普及させるために読者、批評家、選者たちの目に触れさせることを続けている。

恐らく、このシリーズの中で日の目を見て発表された旅行文は、この計画の独特さ、その文化的特質及び文明的意義を裏付ける。この計画は徐々に広がりつつある読者たちの一部を引きつけ、またアラブ書籍界において特別な位置を占める「旅行文学」という文学ジャンルを設立させた。

「文語や口語で執筆する詩人が、旅の概念に基づき、(※訳注:独特な)用語および言語や文体の基準を前提にする、純粋の文学ではない、この種のものをどうやって発展させるのだろう」。こう尋ねる者がいれば、その答えは恐らく、「スワイディー自身、この種の執筆を経験しており、少なからぬ数の文章を残している」というものであろう。執筆の真髄である詩歌への彼の献身抜きに、この文学の誕生はなかった。

(後略)

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( 翻訳者:伊牟田彬裕 )
( 記事ID:35236 )