コラム:日本はヒロシマ・ナガサキを忘れたのか?
2014年11月26日付 al-Hayat紙

■日本はあの仕打ちを忘れたのか!?

【ズィヤード・ドゥリース】

誰かが広島と長崎の惨禍を忘れたというのか!?そう、日本人が忘れたのだ!世界にとって、侍たちはカウボーイの仕打ちに屈し、もう元には戻れないように思われた。

第二次世界大戦では、多くの国々が戦勝国から大きな打撃を受けた。しかし、負けたなかで最も顕著だったのは、日本とドイツであった。

他の国々は復讐の炎を燃やし続け、時折因縁をつけていたが、一方で日本とドイツは、軍事的勝利からは目を逸らし、産業における勝利に力を注ぐようになり、腕力を使わず、先進国の地位に上り詰めた!ある者は、冗談でこう言った。「アラブ世界も実際に世界大戦に参加して、日本やドイツのように打撃を受けた方が良かったんじゃないか!?」

日本とドイツは、軍事的敗北の後に産業的復興を果たしたという点において類似しているが、70年前に起こったことについての国民の記憶という点で異なっている。ドイツ人の記憶は、今なお鮮明で、苦い出来事の詳細をとどめているように思われる。そしてそれによって、逆らうすべての者に「反セム(ユダヤ)主義」という軍事杖を振りかざしたにもかかわらず、文化的な舞台を通して、しばしば当時の状況に関する問いや、その過去に対して課された義務について、今日なお掘り起こしている。一方、日本人の記憶はといえば、すべてのことを忘れ去り、議論することや、疑問に思うことすらなく、今日に至るまで課されたものすべてを甘受しているかのようにみえる。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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(翻訳者:前田悠作)
(記事ID:35980)