ズィヤーヤーン病院院長、酸かけ魔に襲われる—犯人は外科医(2)
2014年12月02日付 Iran 紙

 かくして日曜日の夜22時(酸かけ事件発生から26時間後)、捜査官らは復讐心を抱いていた当の外科医が住む、プーナクにある自宅を特定した。40歳のファリーボルズ医師〔※容疑者〕が家族と一緒にいることを確かめた上で、捜査官らは容疑者逮捕に向けたオペレーションを開始、極めて迅速に彼を逮捕した。よもやお縄になるとは思っていなかった、復讐心に駆られたこの外科医は、逮捕から最初の数分間で、アンヴァリー医師への酸かけ行為に関与したこと、そして甥と共謀してこうした行為に手を染めたことなどを認めた。

 復讐心に駆られて犯罪に手を染めたこの外科医の案内により、捜査官らは20分もかからずに、石油工学科の最終学年に在籍する大学生のモハンマド・レザー(21歳)がプーナクにいることを突き止め、彼も逮捕した。

 この犯罪については何も知らないふりをしていたモハンマド・レザーは、彼の自宅の駐車場から〔犯行時に使われた〕バイクとヘルメットが見つかり、さらに彼の叔父が酸かけ行為を自白したことを聞いて、うなだれて次のように供述した。

勉学や社会人としての心構えの面で、私の手本だった叔父から、ある病院の院長の悪行について聞かされました。叔父によると、アンヴァリー医師のせいで、叔父は仕事上、〔‥‥〕大変な損害を被ったとのことでした。そこで私はこの医師への復讐で、ファリーボルズおじさんに協力することを受け入れたのです。


〔‥‥〕

 一般外科医のファリーボルズも、捜査班に次のように述べた。

私はアンヴァリー医師から定期的に嫌がらせを受けていました。彼は何度も私の肩書きを変え、私の昇進を邪魔しました。そのため、私は彼への激しい憎しみを募らせ、彼への復讐願望をもち続けました。

 犯罪計画を首謀したこの外科医は続けて、

モハンマド・レザーはこの犯行への協力に同意し、酸かけのためのすべての道具を用意してくれました。そして事件の夜、一緒にヘルメットを被ってバイクに乗りました。痕跡など残らないと、私たちは確信していました。特に、今回の酸かけに関し、一般外科医である私に警察や司法が疑いを抱くとは、思ってもいませんでした。〔‥‥〕

 と述べた。

 彼はさらに、「この酸かけ事件が新聞やニュースサイトで報じられたとき、逮捕されるとは思いもしませんでした」と述べている。

〔‥‥〕

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( 翻訳者:WTNBSK )
( 記事ID:36154 )