オリンピック委員会1,200億トマンの予算請求
2014年12月22日付 Hamshahri 紙


イラン・オリンピック委員会会長は、1394年度(2015年度)のために1,200億トマン(現在のレートで約53億円[100円=22,625リヤル、1トマン=10リヤル])予算請求を行い、オリンピック参加と競技における勝利のためには、より多くの出場枠獲得が必要と判断し、最終的な計画が求める予算に合意したと述べた。

1393年度(2014年度)のオリンピック委員会の予算は、480億トマン(前年同月1日のレートで約20億円[100円=23,805リヤル])であった。しかし、キヨウマルス・ハーシェミー会長は、イランのスポーツ界の予算要求に対する過剰反応について語り、次のように述べた。「来年は厳しい年になると予想されていること、そしてオリンピック競技へ出場するためには、出場枠を獲得しなければならないことを考慮すれば、予算の削減は、間違いなく我が国の選手たちの活動動向に深刻な影響を与える。しかし最後まで行っていないものについては、予想することができない。幸運なことに、国会議員たちは、スポーツ界が抱える問題の解決を重視している。特に、2016年のオリンピックで勝利を獲得するための競技に対しては、特段の支援が行われなければならない。」更に、「その理由で我々は、オリンピックで良い成果を出せるようにするため94年度に1,200億トマンの予算を請求した。議員たちがこの予算水準を承認するよう願っている。」とも述べた。

ハーシェミー会長は、オリンピック連盟の一部と会合を開き、出場枠の獲得と2016年のリオデジャネイロ・オリンピックに万全の体制で臨むための計画立案状況について話し合う予定となっている。ハーシェミー氏は、これに関連して次のように述べた。「2016年オリンピックでの成功と更なる出場枠の確保に向けた計画立案を目指し、複数のスポーツ連盟と話し合っており、この方法を続けていく予定だ。各連盟がそれぞれの計画を発表した後、これら連盟が抱える問題の成り行きと要求内容を決めるため、各連盟に対して個別の議論を直接あるいは間接的に進めた。条件は、言ってみれば、特にメダルの可能性のある種目においては最大の支援ができるように、この会議を今後もきっちりと継続していくというものである。」

彼は特に、レスリング連盟の責任者たちとの会合と、連盟の財政問題解決の見通しについて言及し、「レスリングは、我が国が最もメダルを獲得する種目の一つであり、他の32種目の関係者たちも最大の敬意を表している。我が国が良い色のメダルを望むのであれば、レスリング連盟に特別な支援を行うのは自然である。もちろん、彼らの負債の支払いは、我々に課された義務の範疇ではないが、イランで一番のスポーツには、特段の支援がなされるべきであると私は確信している。」ハーシェミー会長は、国際的なスポーツ連盟にポストを持つ連盟の支援について、次のように述べた。「くれぐれも国際レベルで悪評を買うことのないよう、連盟内部の問題は、その内部で処理しなければならない。イラン・オリンピック委員会は、彼らがその置かれた立場で汚点を残さないように、国際クラスのスポーツ連盟には特別支援を実施する。」1,200億トマンの予算は、イランスポーツ界がオリンピック出場枠獲得のため厳しい年を迎える状況で請求されたものである。

訂正:レート計算に誤りがありましたので修正しました。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:W2 )
( 記事ID:36337 )