ガズヴィーン州で若い妻が姑を枕で殺害
2015年01月19日付 Jam-e Jam 紙

 若い嫁は年老いた姑の介護に耐え切れなくなり、窒息死させた。そして犯行を偽装して見知らぬ強盗のせいにした。

 ジャーメジャム紙の報道によると、今年デイ月20日(2015年1月10日)の午後に、女性がガズヴィーン市の警察緊急センターに通報し、80歳の姑の死亡を伝えてきた。

 事件通報を受けて捜査員らが、ボラーギー地区にある事件現場の家に派遣された。現場検証により彼らは、その家の一室に高齢の女性の遺体があり、その脇に枕が置いてあるのを確認した。この事件の発生が司法当局と連携する検察の殺人事件当直予審判事に報告されると、女性の遺体の検死が行われた。その結果、殺人事件と断定され事件解明と容疑者の逮捕が開始された。

 捜査の開始とともに、捜査員らは調べのため被害者家族の嫁に対し警察への出頭を求めた。彼女は次のように供述した。「私は、用事があって外出していました。正午に家に戻ると、姑が殺されているのを見つけました。そして身につけていた金のアクセサリーが盗まれていることがわかりました。誰がこんな凶悪な犯行をしたのか全くわかりません。犯人は、姑が身につけていた金のアクセサリーを奪おうとして殺したのではないかと思います。」

 この供述について裏付け捜査が続けられ、ついに捜査員らはその嫁と殺害された姑との間に確執があったという情報を入手した。この情報を足がかりに、捜査員らは嫁を容疑者として令状を取り2日前に逮捕した。

 この若い女は、取り調べの初期段階で矛盾した供述を行った。確かに姑との間に確執があったものの、自分は殺害を行っていないと主張した。

 事件の唯一の容疑者への捜査は継続され、昨日、その女性は姑の殺害を認め、次のように供述した。「もう年老いた姑の世話をするのが我慢できなかったのです。それが理由で、殺害を決意しました。この状況から解放されたかったのです。姑が寝ている時に、まくらを手に彼女の方に向かい、眠っているうちに窒息死させたのです。その後で金のアクセサリーを盗み、誰かが彼女の身につけている金を奪う目的で家に侵入し、彼女を殺害したという現場を偽装したのです。金のアクセサリーは当初、家の庭に埋め、その後掘り起こしてゴミに出しました。」

 ガズヴィーン州警察司令官のモハンマドレザー・ミールヘイダリー氏は、このことに関して小紙に次のように語った。「被害者家族の嫁の女性が自白したことで、法的措置が採られる。金品強奪に対する被告への裏付け捜査は続いており、本件の捜査終了とともに、殺人容疑による事件現場の再検証が行われることになる。」

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( 翻訳者:受信料 )
( 記事ID:36808 )