エジプト:訃報、ウォルト・ディズニー初のエジプト人クリエイター
2015年08月24日付 al-Hayat 紙
ハーニー・マスリー氏
ハーニー・マスリー氏

■ウォルト・ディズニーのエジプト人クリエイター、ハーニー・マスリー氏が他界

【ドバイ:ワリード・タハ】

米ハリウッド「ウォルト・ディズニー・イマジニアリング」社のスタジオにエジプト人として初めて採用された造形家ハーニー・マスリー氏(享年64歳)が白血病との闘病生活を経て今日火曜日(24日)、息を引き取った。

マスリー氏は1951年生まれ。1974年、美術学部舞台芸術学科を卒業後、『子どもたちは大きくなった』『なにも見ていなかった目撃者』といった劇作品の舞台芸術に携わった。同氏は、かの有名なキャラクター「KIMO」の生みの親だ。

マスリー氏は、スティーブン・スピルバーグ監督の『プリンス・オブ・エジプト』をはじめとする数多くの世界的映画作品の製作に参加。代表作には絵画作品の『ノートルダム・ダフリク大聖堂』『エジプト』『中国の都市』『アリー』などがある。同氏の作品は絵画だけにとどまらず、『千夜一夜物語』『秘密のドアの後ろ』『ファラオの花嫁』といった子ども向け書籍の著者としても世界的に大きな成功をおさめた。

マスリー氏は、SNSサイトFacebookの自身のアカウントで、ウォルト・ディズニー・イマジニアリング社に勤めていた際に描いた25年前の設計図を公開。設計図は、ディズニーランドの新区画の設計に取り組んでいたときのものだった。「トゥーン・タウン」と名づけられた新区画の街には、ミッキーマウスなどの有名なディズニーキャラクターが暮らしている。

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( 翻訳者:井上剛 )
( 記事ID:38510 )