オマーン:展示会「イスラームのメッセージ」をパリで開催
2015年10月09日付 al-Hayat 紙


■オマーン、展示会「イスラームのメッセージ」をパリで開催

【マスカット:ムハンマド・サイフ・ラフビー】

一昨日、パリにある国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の本部で、展示会「イスラームのメッセージ」が開かれた。これは、オマーンのワクフ・宗務省が、パリのユネスコ・オマーン常任代表部及びオマーン大使館との協力で企画したもので、今月(10月)の14日まで続く。

ユネスコのオマーン大使、サミーラ・ビント・ムハンマド・ムーサー・ムーサー氏は、寛容とは、人間同士の友愛や個人と社会の連帯において重要な役割を果たす人間的価値の1つであると述べた。また、この人間的価値はイスラームの教えにおいて神聖な、尊ばれるもので、社会にとって多元主義や多様性は豊かさの源であると訴えた。

「ユネスコ」の執行委員会議長であるサーミフ・アムルー・エジプト大使は、同展示が、「宗教間的対話におけるオマーンの王国の古代文明遺産の奥深さ」を反映しており、寛容、共生、そして平和についての真の文化に通じる相互理解が、互いに深くつながっていると訴えた。そして展示について、「有形遺産のみならず、歴史的遺産や精神的遺産の保護においてオマーンが果たしている役割をよく表現している」と評価した。

ワクフ・宗務省の学術顧問で、「イスラームのメッセージ」展の総責任者であるムハンマド・ビン・サイード・ムアンマリー氏は、ユネスコが、共生や相互理解、共同使命といった価値を掲げ、善、友愛、平和のために世界中26以上の国と70以上の都市を訪問してきた同展示会の新しい巡回先であると述べた。

(後略)

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( 翻訳者:角田幸穂 )
( 記事ID:38850 )