サウジアラビア:ウィーン会合参加国に意思統一を期待
2015年11月03日付 al-Hayat 紙
昨日の閣議を主宰する二聖モスクの守護者(SPA)
昨日の閣議を主宰する二聖モスクの守護者(SPA)

■サウジアラビアはシリアのより良い未来の保証のため見解一致に期待

【リヤド:本紙】

サウジアラビアの閣僚評議会は、「シリアのより良い未来を保証するため、ウィーン会合の参加者が次回会談を通して見解一致と意思統一に至る」ことへの期待を表明した。

二聖モスクの守護者、サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王が議長を務める閣僚評議会は、昨日(2日)、リヤドで行われた評議会を通して、地域における最新情勢と進捗状況、また国際的な会合及び協議の成果について総括した。そしてこの過程で、シリア危機終結に向けた政治的解決の実現をめぐってウィーンで出された共同声明について報告した。共同声明は17か国が多くの点で合意した結果、出されたものである。

サウジアラビア国営通信が伝えたところによると、マージド・カサビー社会事項大臣兼文化情報大臣代理は、評議会の後、閣僚評議会が、「イスラエル当局と入植者がパレスチナ人民とイスラームの聖地に対し犯罪を行い、イスラエル軍が市民を処刑し続け、パレスチナ人民に対し最悪の組織的テロを働いていることを、サウジアラビアが拒否することを表明した」と発表した。そして「国際社会に対して、パレスチナ人民に保護を与えるための迅速な行動と、(パレスチナ人民に対する)悪行を止めさせる行動を取る」よう訴えた。

また閣僚評議会は、先週、パキスタンとアフガニスタンの2国で破壊的な地震が犠牲者を出したことについて、両国政府及び国民に深い哀悼の意を表明し、至高なるアッラーに、死者への慈悲と負傷者の回復を願った。同様に、シナイ半島上空で墜落したロシア航空機の犠牲者について、ロシア指導部と国民に深い哀悼の意を表明した。

(後略)

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( 翻訳者:佐藤早於里 )
( 記事ID:39078 )