「フィーティーレ」たちも謝罪
2015年11月10日付 Jam-e Jam 紙


【ジャーメ・ジャム・オンライン】フィーティーレおじさんトリオ及びフィーティーレの番組プロデューサーは、金曜日[11月6日]放送の番組が、不本意とはいえ国内の多くのアゼルバイジャン市民ならびにトルコ語話者の人々の心を傷つけてしまったことを謝罪した。

 「フィーティーレ」の番組ディレクター兼進行役であるモハンマド・モスレミー、出演俳優であるアリー・フォルータンとハミード・ゴリー、ならびに「フィーティーレ」のプロデューサーであるアリーレザー・アーガーイーはアゼルバイジャン市民に対して陳謝の意を表した。

 イラン国営放送通信を引用する形でジャーメ・ジャム・スィーマーが伝えたところによると、同番組のプロデューサーは全国様々な州で「フィーティーレ」グループが行ってきたこれまでの活動に触れた上で、以下のように述べている。

フィーティーレたちはさまざまな街を訪れ、さまざまな民族・部族を訪ねてきました。この事実は、この番組がさまざまな民族に対していつも敬意を払ってきたこと、この番組がスタートしてから14年間、どの民族であれ、彼らを侮辱するようなことは一度としてなかったということを証明しているのです。

 アリーレザー・アーガーイーは3人の出演俳優がそれぞれ異なる民族(アーゼリー人、ロル人、ギーラキー人)の出身であることを指摘した上で、「自らそれぞれ異なる民族の出身である彼らが、自分の帰属する出身民族を侮辱するようなことは一度としてなかったし、これからもないでしょう」と付け加えた。

 同氏はさらに、次のように述べた。

子供向け番組に出演しているこれらの俳優・進行役3人は、様々なテレビ番組に出演して約24年になります。彼らの活動の仕方、そして彼らが人々との間に築いてきた関係からも分かるように、彼らが〔他の〕民族や方言に対して傍若無人な言動を意図したことは一度としてなく、また今もそのような意図をもってはいません。彼らは出演した教育番組で、劇を通じて、様々な方言や訛の組合せの仕方を示してきました。

 同番組のプロデューサーはその上で、「とはいえ、必要とあらば、私は何度でも繰り返しアゼルバイジャンの人々に謝罪いたします。もし誤解を招いたとすれば、それは過失によるものであって、意図的なもの、悪意によるものではなかったのです」と付け加えた。

 同番組のディレクターであるモハンマド・モスレミーも、「私自身、アーゼリー語を母語としていますし、この地域〔=アゼルバイジャン〕に帰属していること、そしてアーゼリー方言を有していることに誇りをもっています。自分と同じ気質を持つ人々を侮辱し、彼らを傷つけなければならない理由など、どこにあるというのでしょうか。とはいえ、今回生じた問題に関し、私も心を痛めました。アゼルバイジャン市民の皆様に謝罪します」と述べている。

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( 翻訳者:SK )
( 記事ID:39242 )