タブリーズ・オルーミーイェ両県知事、アーゼリー語圏諸都市で衝突発生の噂を否定(2)
2015年11月11日付 Iran 紙

アーゼリー人、警察に協力

 イスラーム共和国治安維持軍のホセイン・アシュタリー総司令官もまた昨日、「月曜日の集会では、市民が警察に良く協力してくれた」と指摘した上で、この集会では状況を悪用しようと試みたごく一部の不心得者に対する取り締まりが行われたことを明らかにした。同氏はまた、アーゼリー系の人々が暮らす街の現在の状況について、平穏であると指摘し、次のように述べた。

幸運にも、この集会の参加者は全体として、警察に非常に良く協力し、決められた時間には集会場所から退去してくれた。しかし残念なことに、一部の利己的な者たちが、この状況を悪用しようと、規律を破る行為に手を染めた。そこで警察は寛大かつ穏やかに、それに対処した。

 同氏はその上で、「幸いなことに、現在ではこれらの街の情況は落ち着いており、これといった問題は生じていない」と強調した。

 タブリーズ県治安維持軍司令官のファルハング・ノウルーズィー大佐もまた、同市で開かれた集会で人々が「殺害された」との噂を否定し、「この集会に集まったわずかな人々に対する治安維持軍の対応は非常に平和的で、緊張が生まれないよう平穏を守る方向で行われた」と述べた。

 同氏によると、「メディアでは人が殺されたとか、体と体がぶつかり合う衝突が生じたとかいったプロパガンダが流れたが、この集会で命を落とした者はおらず、まったくもって虚偽のプロパガンダにすぎない」と述べた。

オルーミーイェ(ウルミエ)でも死者は一人もいない

 オルーミーイェ県のアッバース・ハサンハーニー知事もまた、オルーミーイェ市民による集会に関して流れている噂を否定し、「テレビ番組『フィーティーレたち』に抗議するためにオルーミーイェ市民が月曜日の午後に開いた集会は、平穏なものだった。この集会では殺害されたり負傷したりした市民は一人もおらず、敵意あるメディアが流した情報は真っ赤な嘘である」と述べた。

 同氏によると、「敵意あるメディアで〔命を落としたと〕報じられた人物は無事健康であり、月曜午後の集会では、負傷した者すら、誰一人としていない」とのことである。

つづく


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( 翻訳者:IKD )
( 記事ID:39244 )