イラク:軍はラマーディー西部の地域複数を解放
2016年03月09日付 al-Hayat 紙
アンバールのイラク軍(Reuters)
アンバールのイラク軍(Reuters)

■イラク軍はラマーディー西部の地域複数を解放

【バグダード:ブシュラー・ムザッファル】

イラク軍はラマーディー西部の解放に成功した。一方防衛省は、軍の部隊からモスル近郊のマフムール郡に食糧が新たに届けられ、モースル解放作戦を準備していると発表した。

防衛省は声明の中で、「第16歩兵部隊司令部および随行部隊、特別作戦司令部は今朝(昨日、8日)、ヒート郡浄化作戦の一環として、ラマーディー西端に位置するザンクーラ地域とアスリーヤ村の大規模浄化作戦を行った。これは、軍と有志連合の戦闘機の集中的な砲撃・空爆による支援を受けて行われた」と述べた。

アンバール作戦司令部の情報筋は、「合同部隊はザンクーラ地域とアスリーヤ村の間に位置する気象台、観測塔、気象センターなどの解放に成功し、施設の上にイラク国旗を掲げた」と述べ、「作戦によってダーイシュの構成員数十名を殺害し、ミサイル発射用の台が設けられていたトラックを破壊した」と付言した。

一方、軍広報は「ファッルージャにおいて今日、ムハーマダ族とダーイシュの間で戦闘が起こった。これは、ダーイシュ構成員らが以前から拘束していた同部族50名を殺害したという出来事を受けてのことだ」と発表した。

防衛省は、ニーナワー県では「第15師団部隊がマフムール郡へと第4の食糧物資を届けた。これは、ニーナワー県解放に向けて軍備増強を完了させると同時に、各種作戦において、われわれの軍がすべての要所で勝利をおさめるためだ」と発表した。

(後略)

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( 翻訳者:前田悠作 )
( 記事ID:40018 )