シリア:ヌスラ戦線が戦闘機を撃墜
2016年04月05日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ヌスラ戦線、アレッポ南部で戦闘機を撃墜し操縦士を拘束。反政府軍はトルコ国境付近で「イスラーム国」の拠点に向けて進軍

【各国:外部通信社、本紙】

シリア人権監視団によると、昨日(4日)月曜日に、シリアのアレッポ市南部の地域でイスラーム主義勢力の戦闘員が戦闘機を撃墜した。同地域では武装集団がシリア軍やその同盟関係にあるグループとの戦闘を繰り広げている。

同団体は、戦闘機は「ヌスラ戦線」の支配下にあるアレッポ南部郊外に位置するアイス地域のイスラーム主義勢力により撃墜されたことを確認した。また、発火した墜落中の戦闘機から煙が立ち上る姿が目撃されたと付け加えた。

メディアは、アレッポ県で地対空ミサイルがシリアの戦闘機を撃墜し、パイロットがパラシュートで脱出したというシリア軍の発表を伝えた。一方、シリア人権監視団は「ヌスラ戦線」がパイロットを拘束したと述べた。国営メディアはシリア軍筋の情報として、墜落された戦闘機は偵察任務中であったことを伝えている。

また、SNS上に投稿されたビデオ映像は、墜落した機体の破片とそれを武装勢力が取り囲む様子を映し出している。

一方、トルコから援助を受ける武装集団は、シリア北部のアレッポ県にあるいくつかの村から「イスラーム国」を駆逐した後、「イスラーム国」にとって象徴的重要性を帯びるダービク村に接近している。

(後略)

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( 翻訳者:宮下優奈 )
( 記事ID:40208 )