第5回専門家会議選挙を振り返る
2016年03月16日付 Iran 紙


【イラン紙10面:アリー・レザーイー】

 アーザル月26日〔西暦2015年12月17日〕、専門家会議選挙への出馬を希望する立候補者たちに対し、国の選挙実施本部の扉が開かれたとき、それまで政治的な派閥形成やそれを支配するさまざまなルールからつねに身を遠ざけてきた専門家会議という議会の議席をめぐって、熾烈な争いが繰り広げられるであろうことを予想した人は、ほとんどいなかった。

 というのも、専門家会議はその法的立場という点からも、国の最高指導者について決断を下すというその重大な任務によっても、また議員たちのイスラーム法上の見識という権威の面からも、選挙人・被選挙人双方にとって、通常の選挙〔によって選ばれる議会〕よりもつねに高い地位を占めているからだ。

 専門家会議の議員たちの間から自主的に出される警告、そして選挙につきものの論争をこの会議に持ち込むことへの各政治党派の自粛、こうしたことが過去5回の専門家会議選挙に独特の性格をもたらしてきた。

 にもかかわらず、第5回専門家会議選挙は、投票〔※「立候補の届け出」の間違いと思われる〕の開始から結果の公表に至るまでの過程で起きたさまざまな出来事により、かつてよりも「選挙らしい」争いとなった。

 今般の専門家会議選挙で起きた重要な出来事の一端を、以下で見ていこう。

つづく


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( 翻訳者:SAI )
( 記事ID:40216 )