イエメン:340万人のイエメン人女性が健康上の危険にさらされる
2016年04月12日付 al-Hayat 紙

■健康上の危険にさらされる340万人のイエメン女性

【サナア:ジャマール・ムハンマド】

国連人口基金は15歳から49歳までの出産適齢期の約340万人のイエメン女性たちのニーズに対する更なる懸念について公表した。そのうち約50万人の妊婦は9か月の間に出産を控えている。

1年間に及ぶ紛争により、2120万人が何らかの形で人道支援を必要とする事態がもたらされた。そのうちの約半数は女性と子供である。また、医療サービスの崩壊と、医療分野の資格を有している労働者と出産時の救命に必要な医療品が著しく不足する事態ももたらし、その結果約1520万人が出産医療支援を含む医療支援を必要としている。

国連人口基金は最近発表した報告書で、これらのサービスと必需品の不足により、命を脅かす出産時の合併症の危険にさらされている68000人の妊婦のうち1000人が亡くなる恐れがあると警告した。

イエメンの国連人口基金代表のリーン・クリスティアンセンは以下のように述べた。「紛争前のイエメン女性たちは、本当に弱い立場に置かれていました。当時、92%の女性がDVを受けることはよくあると答えていました。そして、現在彼女たちの置かれた状況は更に危険になりました。というのも彼女たちは、侵害行為や搾取の危険にさらされているからです。」また、同代表はこう付け加えた。「妊娠・出産の医療サービスなどの人道支援が足りないために彼女たちは望まない妊娠という危険にも大きくさらされています。さらに望まない妊娠は彼女たちの生命も危険にさらすかもしれないのです。」

(後略)

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( 翻訳者:堀江七夏子・増田瑞紀・三根菜月 )
( 記事ID:40285 )