アフガン人少女、隣人宅で無残な運命—司法関係者、本件の可及的速やかな調査を命ずる(1)
2016年04月18日付 Iran 紙


【ショック班】6歳のアフガン人少女を殺害した少年は、惨劇の現場を再現した後、矯正徳育院に送られた。

 この17歳の少年は、酸で遺体を焼き尽くすことに失敗した後、自身の闇に満ちた秘密を友人に打ち明けた後、〔犯人検挙のために警察が仕掛けた〕ワナにかかった。

 今年のファルヴァルディーン月21日〔4月9日〕の日曜日〔※ママ。日曜日は4月10日〕の正午、6歳になるセターイェシュちゃんは元気よく朗らかな様子で、食料品を買いに外出したまま、二度と戻らなかった。娘の帰りが遅れていることを心配したセターイェシュの母は路地に出てみたが、小さな娘の姿は見つからなかった。妻から連絡で娘の安否を心配した父は、急いで自宅に向かった。しかし、娘の行方は杳として知れなかったため、警察署に出向き、小さな娘セターイェシュが行方不明になったことを通報した。

 娘の行方についての情報が何もないまま、どんよりとした時間が過ぎていった。そうこうしているうちに、矢継ぎ早に電話をかけ、セターイェシュがどうなっているのか心配だと話す隣人が現れた。このことに娘の両親は不審を抱き、警察に通報、警官らが隣人の男の家に向かった。警官らがそこで発見したもの、それは半分焼け焦げた状態の、小さな少女の遺体だった。

 こうして、隣人の17歳の少年が逮捕された。この容疑者は、少女殺害を明確に認め、ファルヴァルディーン月28日〔4月16日〕の土曜日の朝、司法・治安当局者、ならびに遺族が見守る中、犯行現場を再現した。

 身の毛もよだつこの痛ましい事件は、ネット上で大きな反響を呼び、それに関する写真や動画が〔ネットユーザーの〕手から手へと渡っていった。流されている情報にはデリケートな内容が含まれていることから、〔事件から〕およそ一週間がたって本件は正式に報じられ、ウェブサイトや通信社に掲載されることとなったのである。

 海外のウェブサイトでは、本件に関してさまざまなことが伝えられ、〔国内のメディアでこの事件について〕報道がなされていないのは、6歳になるセターイェシュがアフガン国籍であるためだなどという関連づけが行われている。これに対し、テヘラン州東部治安維持軍司令官のアブドッレザー・ナーゼリー大佐は次のように述べている。

アフガン人少女の殺害事件については、真剣に捜査が行われており、この問題ではいかなる怠慢も起きていない。警察官らはヴァラーミーンのヘイラーバード地区での事件発生を知ってすぐに、テヘラン州東部特別治安司令部の直接的な監督の下、捜査を開始し、容疑者を逮捕、令状の発行を受けて、容疑者の身柄を矯正徳育院に引き渡した。

つづく


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( 翻訳者:FJSW )
( 記事ID:40426 )