エジプト:巨大はさみを操る小さな人々の洋服工場
2016年05月21日付 al-Hayat紙


■小人症の人々、自分たちが着る衣服の縫製工場を建設

【アレクサンドリア:サーミル・スライマーン】

服飾産業の大きなギャップを埋める試みの中で、小人症の人々が自分、そして仲間のためにアレクサンドリアに縫製工場を建てた。

小人症協会代表兼同工場の従業員の一人であるラマダーン・アフマド氏は次のように語る。「小人症の人々は、自分たちに適していない環境で生きている。というのも、彼らは、理解力のなさか、文化的な脆弱さが理由で、自分たちを非現実的な魔法やユーモアの世界の住民かのようにみなす社会の中で、他者と共生するために大変な苦労をしている。」アフマド氏は、縫製工場のアイディアが携帯電話のメンテナンスやコンピューターについて学ぶ勉強会の成功を受けて生まれたと明らかにした。加えて、このようにも述べている。「私たちは裁縫を教えるプロジェクトを立ち上げ、工場に必要なミシンの購入を支援してくれる団体(ナーディー・ロータリー)を見つけた。同様に、フランス大学の学生たちが技術講習やミシンの操作・メンテナンスを学ぶ専門ワークショップを組織してくれた。」

大きな四角い布と色のついた布地の間から、ほっそりした指の柔らかさに似つかわしくない巨大なはさみを握る小さな二つの手が見える。巨大なはさみが巧みに寸分たがわずピンク色の布に当てられた目印に沿って切り進んでいくと、袖、襟、ポケットのふちの線が現れる。切り取られた部分はもう片方の小さな手がさっとつかむ。もう一方の布地と重ね合わせられると、次にその手は仮縫いをする。仮縫いが終わると、布地はミシンの両端に置かれ、力強く縫い合わせられる。すると、仮縫いされた布地は繊細な糸によって、きれいに色づけされた、しかし小人サイズのパジャマへと姿を変える。

(後略)

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(翻訳者:八巻葵)
(記事ID:40531)