シリア:オブライエン国連事務次長「必要とあれば、ダーイシュと連絡を取り合う用意はある」
2016年05月26日付 al-Quds al-Arabi 紙

■シリア民主軍がラッカ農村地帯での作戦開始後初めて1カ村を制圧

【各国首都:各国通信社、本紙】

シリア人権監視団は昨日水曜日、シリア民主軍がラッカ北部農村地帯での作戦開始後初めて1カ村を制圧した、と発表した。

同監視団はまた、有志連合の戦闘機がラッカ県北部のヒーシャ村一帯にあるダーイシュの拠点に対して複数回の空爆を実施したことを明らかにした。同地では、南部のアイン・イーサー市農村地帯とともに、シリア民主軍とダーイシュ間で散発的な交戦が起こっている。

シリア人権監視団はシリア民主軍が火曜日から、5つの農場に向けて進軍し、アイン・イーサー市近郊のニムルーディーヤ村を制圧、その際双方に人的被害がもたらされたとの情報を得たと述べた。その一方、同監視団によると、ダーイシュは、アレッポ市北部農村地帯のサッジュー・アアザーズ街道で爆弾を仕掛けた車を爆破、これにより武装集団戦闘員4人が死亡、多数が負傷したという。シリア人権監視団は、昨日水曜日の声明で、爆発が米国の支援を受ける反体制派の第51旅団のカーズィヤト・ナーイス村一帯の本部を狙ったものだと発表した。

これに先立ち、スティーブン・オブライエン国連人道問題担当事務次長は昨日水曜日、「必要とあれば、そして交渉に際して我々の身の安全が保証されることが確認できれば、ダーイシュと連絡する用意はある」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:松崎萌子 )
( 記事ID:40557 )