イエメン:国連特使による和平協議の進行
2016年05月31日付 al-Hayat 紙

■イエメン政府は防衛大臣の釈放を条件付ける

【クウェート:本紙】

包括的和平合意の内容形成に近づきつつある見通しの中、国連イエメン担当特使のイスマーイール・ウルド・シャイフ氏は、昨日、クウェートにおける連続協議の3日目として、イエメン政府代表団、フースィー派代表団およびアリー・サーリフ前大統領派との間で、治安・政治の両課題に関する間接協議を行った。これは複数の当事者が停戦を破りつつある中で進められている。

同日早朝には、両代表団は、囚人および捕虜の名前のリストを交換した。イエメン政府代表団の情報筋が明かしたところによれば、フースィー派およびサーリフ前大統領派は、3600人を超える名前のリストを提示したが、その中には、サーリフの長男であるアフマド・アリー氏の名が含まれていた。アリー氏はかつて在アラブ首長国連邦イエメン大使を務め、解任された後も同地に留まっていた。

同情報筋によれば、反乱者のフースィー派代表団は、リストの中に数百名の架空の人物の名前を含めていた。加えて、その中の数十名の名前は、衝突の中ですでに殺された者であり、イエメン政府軍のもとに収容されている者ではなかった。これらは、囚人や捕虜、被拘束者のファイルを公開することを妨害し、ラマダーン月の開始とともに彼らの解放を進めるという合意を実行しないための試みである。

他方、イエメン首相のアフマド・ウバイド・ビン・ダグル氏は、防衛大臣のマフムード・スバイヒー将軍、ファイサル・ラジャブ将軍、ナースィル・マンスール将軍、その他民兵に捕らえられているすべての者の釈放は譲ることのできない問題だと強調した。

(後略)

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( 翻訳者:松崎萌子 )
( 記事ID:40588 )