サウジアラビア:イエメン難民のために1000万ドルの支援
2016年06月06日付 al-Hayat 紙

■イエメン難民2万人のためにサウジアラビアから1000万ドルの支援

【サナア:ジャマール・ムハンマド】

サウジアラビア政府は、「人道支援・措置のためのサルマーン国王センター」を通じて、「国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)」や「国際移住機関(IOM)」と共に、共同実行プログラムに署名した。このプログラムは、安全を求めてイエメンからソマリアに避難したソマリア人帰還者やイエメン難民約2万名に対する1000万ドルの支援を目的としている。

政府の情報筋は本紙に対し、UNHCRとIOMは、帰還者への緊急援助や保護を提供するために、ソマリア政府や地元当局・地方当局と調整を行うとした。さらに、「2015年3月にイエメンで戦争が激化した後、イエメンからソマリアへ避難した数千人への保護の提供は、UNHCRやIOM、そして国際社会の最優先課題だとみなされている」と付言した。

同情報筋は、ここには先月の間にイエメンからソマリアへ避難した3万2000人以上の人がいると述べ、以下のように指摘した。「イエメンからソマリアへの帰還者の大部分は、緊急の人道的〔支援の〕必要がある。これに応じて、安全で貴い帰還を保証するための地方当局に対する技術的支援の提供に加え、〔難民〕収容施設の修理や管理、緊急支援物資の分配、衛生・教育サービスの提供といったプロジェクトを実行する予定である」。

(後略)

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( 翻訳者:長野愛 )
( 記事ID:40625 )