国連:ヨルダン大使が難民支援を訴える
2016年06月21日付 al-Quds al-Arabi 紙


■国連世界難民の日:世界の難民は6500万人を超え、その大多数はアラブ人とイスラーム教徒である

【ニューヨーク:アブドゥルハミード・サイヤーム】

月曜日(20日)の午後、毎年6月20日にあたる世界難民の日に合わせ、国際連合本部で新規難民に関する文化イベントが開かれた。同イベントは国連事務総長の潘基文氏とヨルダン国連常任大使のディマ・カアワール氏、国連人道問題担当事務次長のスティーヴン・オブライアン氏、そして多くの外交関係者および各国職員によって開かれた。同イベントは国連難民高等弁務官事務所と国連本部の広報局および「持続可能な開発目標」委員会によって準備された。

事務総長は開会に際して、国際社会にとっての義務は、門戸を閉ざすのではなく開くことであり、さらに紛争の根本的解決への協力、国際条約の遵守、人権の原則の精神に則った対応、そして相互支援と連帯であると語った。また、難民のほとんどは女性と子どもと高齢者であると述べ、こう続けた。「私はギリシャのレスボス島でそれを私自身の目で目の当たりにした。私は彼らの瞳の中に悲しみを見たが、また同様に一筋の希望の光と、困難に立ち向かう決心も見た。毎日何千人もの人々が戦争と抑圧から逃がれ、ショックを抱えている。中には海に溺れる人たちもいる。毎月飛行機二台分の乗客に匹敵する人々が溺れるが、誰も彼らを犠牲者だとは思わない。」また、事態は複雑で困難であるが、難民を援助することしか我々の前に選択肢はないと語った。さらに、第二次世界大戦以来世界が経験したことがないこの危機に対応するため、今年の9月に国際会議を開催する意向を表明した。

カアワール大使は、ヨルダンはシリアの同胞たちに対してすべての責任と寛容と歓迎の精神で対応しており、その数は130万人を超えたと語った。もしすべての国がヨルダンやレバノン、トルコがとっている対策をとるときが来るとすれば、それは我々が今、特にヨーロッパ大陸で目撃しているような、大きな人道的危機が起こった時である。しかしこれらの国々は、十分な能力を持たず、国境を越えてやって来る何百万人もの難民の流入の負担に耐えられるよう、援助を必要としていると述べた。

また、カアワール大使は、世界で最も歴史が長く、最も数の多い難民を支援するという人道的任務を果たすため、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への援助を呼び掛けた。その中で、「なぜUNRWAへの援助を躊躇しているのか分からない。子どもを持つ親は、子どもたちが学校へ行けないということにどうやって耐えれば良いのか。子どもたちが学校へ行かなければ、我々は将来彼らに何を期待すれば良いのか?」と呼びかけた。また、「9月に開催される予定の難民会議における中心国の一つとして、難民支援のための強力で拘束力のある声明が発表されることを期待している」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:阿部光太郎 )
( 記事ID:40719 )