NASA宇宙飛行士、トルコ訪問キャンセル
2016年07月02日付 Hurriyet 紙


イズミルにあるスペースキャンプへ講演者として参加する予定であった宇宙飛行士の、L.スーニタ・ウィリアムズ氏は、NASAが許可を出さなかったためにトルコ訪問を中止した。

スポークスマンの話によれば、宇宙空間で最も長く留まった宇宙飛行士であるアメリカ人のウィリアムズ氏は、NASAの安全対策を理由にトルコで講演者として参加する予定であったスペースキャンプにやってくることができない見通しとなっている。

 スポークスマンの話によれば、2つの別々の任務のために行った宇宙遊泳で、合計で50時間40分の間宇宙空間にとどまり、この分野での記録を打ちたてた宇宙飛行士のスーニタ・ウィリアムズ氏は、スペースキャンプ・トルコが7月10日から16日までと17日から23日までの期間で実施予定の、2つの別々のサマーキャンププログラムにゲストスピーカーとして参加する予定でいた。
しかし、トルコで起きているテロ事件を理由に、NASAはウィリアムズ氏がトルコを訪れる許可を出さなかった。

スペースキャンプ・トルコの責任者らも会見を行い、「昨今私たちの国で起きている悲しい数々の事件のため、2016年7月10日から16日と17日から23日の期間ゲストスピーカーとして参加することを計画していた宇宙飛行士のスーニタ・ウィリアムズ氏は、本日私たちがNASAから受け取った通知により、NASAがトルコ訪問の許可を出さなかったため、プログラムへ参加しない見通しとなりました。皆さまの御理解に感謝いたします」と述べた。

 イズミルにあり、子供たちがその間合宿しながら過ごし、外国人と友達になれ、また宇宙について知識をえる、アメリカ宇宙科学展示委員会ライセンスを取得済みのキャンプは、国民教育省からも承認を得ている。イズミルにあるスペースキャンプは、中東、南東ヨーロッパ、そして西アジア、中央アジアで唯一のキャンプという特徴も持ち合わせている。
NASAは先週、7月30日から8月7日の間イスタンブルで予定されている、宇宙研究委員会(COSPAR)会議へ、安全性を理由に代表を送らない見通しであることを公にしていた。

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( 翻訳者:基大海 )
( 記事ID:40812 )