シリア:文化人への国家栄誉賞
2016年07月04日付 al-Watan 紙


■文化人を表彰することはシリアでの生活が続いているしるし…国家栄誉賞の受賞者たち:「アラブ文化は、あらゆる共同体にとっての遺産を抱く慈悲の衣である」

【アーミル・フアード・アーミル】

シリアの文化人は名声を得ている。それゆえ、我々は〔文化人の活躍する〕全ての分野においてそのような名声〔を持つ人物〕が存在し輝いているのを目にする。我々はそのような名声や、社会におけるその感動的な蓄積を誇りに思い、ますます多くの〔賞〕を授与することによって〔文化人を〕支援していることを誇りにしている。国民栄誉賞は本日、これらの人々を表彰するために授与される。彼らは様々な世代にとって模範であるがゆえに、この賞は彼らに革新と希望を与えるだろう。国立アサド図書館で、新たな時代において革新的で輝く名声〔を持つ人々〕として彼らは表彰された。この賞は文学や、文化的・芸術的・評論的創作活動に対する様々な賞のうち、国家水準で最も権威ある賞と見なされている。

授賞式は女性アナウンサーのアンサーム・サイイドによってアナウンスされ、祖国(シリア)の敬虔な殉教者たちの魂への一分間の黙とうとシリア・アラブ共和国歌で始まった。授賞式を行うにあたって、初めに文化大臣の言葉があった。「…そして文化人は生活の香水であり、魂を潤す雨であり、渇いた精神を修復する。その結果、夢は緑豊かになり、夜を夜明けの家族にする者(太陽)が昇り、光輝く東方諸地域の上で知性が開く。彼らは一人で苦痛の人生を悟っている。そのため、あなたは、彼らの田畑で乾ききった穂を見出すことも、彼らの目的地で見捨てられた小屋を見出すこともない。なぜなら痛みを理解している人はその経過のしるしを、希望と悲嘆、そして救済を信じることによって描くからである…」。

(後略)

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( 翻訳者:平岩里佳子 )
( 記事ID:40834 )